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学校がつなぐ仲間たち

茶の栽培 何十年も続け 静岡玉川中学校

学校園で今年初めての茶摘みをする生徒たち=静岡市葵区で

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 学区は山あいにあり、過疎化が進む。かつて三百人いた生徒は大幅に減少し、二十人足らずに。そんな中でも変わらず取り組んでいるのがお茶の栽培だ。

 学校園で一日、今年初めての茶摘みをした。茶どころとあって大半の生徒は家で茶摘みの経験があるものの、学校園では下草取りや施肥なども体験。鮮やかな緑の新芽にせっせと手を伸ばし、一年間の努力が実を結んだ喜びに浸った。

 同校は二〇一二年度末に、ユネスコスクールの加盟を申請した。生徒たちに国際的な視野を持ってもらうとともに、環境教育、地域文化理解などで質の高い教育を実践していこうという狙い。実現すれば県内の市立中学では二校目になる。地域に目を向けた教育の実例として、何十年も続けている茶の生産も申請書に盛り込んだ。

 勇壮な太鼓演奏で自分たちの活力をアピールしたり、小規模校ならではの結束を図ったりもしている。十三年前に始めた「玉川太鼓」だ。

 年々腕を上げ、地域の盛り上げにも一役買うまでになった。台風の接近で開催が危ぶまれた昨年の運動会では、住民らが演奏を熱望。力強いバチさばきは、地域の元気の源になり始めている。

 茶の生産や玉川太鼓に加え、地元の企業や店で働く体験学習も、単なる職業体験ではなく、学校と地域をつなげる大切な活動に位置づけている。大高千尋校長は「これらを通して自分たちが暮らす地域に自信を持ち、その良さを発信してほしい」と話している。

(白旗一貴)

【静岡玉川中学校】

大高千尋校長

生徒18人

静岡市葵区落合840

 

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