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学校がつなぐ仲間たち

特別なタイムカプセルに 静岡市葵小学校

櫓の屋根に使う杉板に、絵や将来の夢を書く、卒業した6年生=静岡市葵区の葵小で

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 二〇〇七年四月に青葉、城内の二小学校が統合し、駿府城公園(葵区)の北隣に開校した。最初の新入生として入学した子どもたちはこの三月、六年間の学びやを後にした。

 卒業といえば、思い出や将来の夢を書き記して保存するタイムカプセル。今春卒業した六年生には登下校や校外学習、持久走大会などで日々親しんだ同公園に、特別なタイムカプセルが準備された。建設中の坤櫓(ひつじさるやぐら)の屋根に使う杉板に一人一枚ずつ、メッセージを書き込むのだ。

 板は屋根瓦の下に敷かれ、五十年以上先の屋根瓦ふき替えで取り出される。雨や光が当たらず、メッセージの保存にうってつけだ。

 三月上旬。教室で縦三十センチ、横二十五センチの板が配られると、「いい匂いがするね」と子どもたち。早速、将来の希望や未来の自分への手紙、詩を書き込み、好きな絵をペンで描き始めた。「音楽の先生になりたい」「プロサッカー選手になれるかな」。夢はいっぱいだ。

 木村翔大君(12)は「今のぼくは字が下手だけど、未来の自分はなんでもできる立派な人になって」と力を込めて書いた。「夢はパイロット。いつまでも夢を持ち続けて」と記した望月啓世さん(12)。「将来、また読んで自分のことを振り返りたい」と話した。

 六年生は三月中旬、櫓の工事現場を訪れ、板の取り付けを見学した。児童の夢が詰まった櫓は一四年春の完成予定だ。

(今井智文)

【静岡市葵小学校】

長谷川敬剛校長

児童数534人

静岡市葵区城内町7の9

 

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