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学校がつなぐ仲間たち

恵みを育む心に触れて 静岡大河内中学校

茶摘みに取り組む生徒たち=静岡市葵区で

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 アマゴが泳ぐ安倍川水域の清流が学区を流れる。静岡茶の始祖、聖一国師(しょういちこくし)ゆかりの寺や、静岡ワサビ栽培発祥の地も、学校からそう遠くない所にある。自然豊かで、茶やワサビに関わりの深い土地柄。「郷土を学ぶ 郷土で学ぶ 郷土に学ぶ」の心意気で、生徒たちは一年を過ごす。

 新一年生を迎え、学校に活気があふれる五月。体育館裏の学校茶園で、生徒たちは茶摘みに精を出す。上級生が一年生の世話を焼くほほ笑ましい風景に、手伝いの地元の人も表情を和ませる。

 アマゴの養殖やワサビの栽培にも取り組んでいる。十一月にアマゴを人工授精させ、産んだタマゴを校内の水槽で育て、翌年五月に川へ放流する。ワサビは、校内のビオトープで地元の人に畑整備の方法や植え方などを教わり育てる。

 摘んだ茶は給食で飲み、アマゴやワサビも食する。地元ならではの生産活動体験を通じ、生徒らは茶やワサビを育む大人たちの思いに触れている。

 「アマゴは水や餌をやらなければ死んでしまう。生き物を大切にしようとする中で、友達を大事にし、優しく接しようとする意識が生徒に広がっている」と先生たち。生徒数は今後、減少も予想されるが、郷土の恵みを生かした活動をいつまでも続けたいと考えている。

(白旗一貴)

【静岡大河内中学校】

稲葉孝秋校長

生徒数14人

静岡市葵区平野1850の66

 

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