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学校がつなぐ仲間たち

「田遊び」伝承へ体験授業 牧之原市萩間小学校

長谷川さん(中)らの指導で、綾笠をかぶって本刀振りを学ぶ児童=牧之原市萩間小学校で

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 昨年三月に国指定重要無形民俗文化財の指定を受けた「蛭ケ谷の田遊び」。演じる若者が少子化の影響などで減り、伝統の継承が年々難しくなっている。そんな問題の打開策として地区のボランティアが考えたのが、三年生を対象にした出前体験授業だ。

 講師は、市教委学芸員の松下善和さん(41)と、昨年まで演じ手を務めた長谷川聡さん(41)。映像で概要や歴史を紹介した後、松下さんが「五穀豊穣(ほうじょう)や子孫繁栄などを祈願する神事で、田植えから収穫までを表す舞、剣とやりを使った舞の二種類がある」と説明した。

 続いて実技指導。まず長谷川さんが模造刀で、悪霊を追い払う「本刀振り」を披露した。児童たちは綾笠(あやがさ)をかぶさせてもらい、足の運びや刀を持った腕の振り方などを学んだ。

 児童は皆、真剣な表情。芝田好喜君は「大きくなったら、田遊びをやってみたい」と目を輝かせた。長谷川さんは「子どもたちに、田遊びが楽しい祭りだと感じてもらえれば、うれしい。これからも魅力を伝えていきたい」と目を細めた。

 このほか現地見学会も行われ、児童たちは祭礼会場の蛭児神社(牧之原市蛭ケ谷)に出向いた。長谷川さんらは保存会の結成を目指すとともに、体験授業を続けていく。

(伊藤一樹)

【牧之原市萩間小学校】

小泉晴美校長

児童数133人

牧之原黒子75

 

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