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学校がつなぐ仲間たち

伝統継承 心に響く太鼓授業 清水有度第一小学校

保存会の人たちの指導で太鼓を打つ子供たち=静岡市清水区で

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 大人たちが威勢良くばちを振るう。「ドドン、ドドン」と太鼓が鳴るたび、寺の座禅堂の空気が揺れる。太鼓の体験授業。音の響きを肌で感じながら、子どもたちは食い入るように迫力の模範演奏を見守った。

 演奏したのは地元の開沈(かいちん)太鼓保存会。学校近くにある十七夜山千手寺で、同寺の本山である万福寺(京都府宇治市)で時を告げる際に打つ開沈太鼓の紹介活動などをしている。

 体験授業は毎年、保存会の人たちを講師に、寺の座禅堂や学校で三年生を対象に行われる。子どもたちは太鼓や地域に伝わる曲に親しむとともに、大人たちの太鼓に注ぐ情熱から地域の良さを知っていく。

 ばちの持ち方、構え方など基本から教わる。地元の伝承曲や創作曲の発表など演奏活動も盛んに行う保存会員のつぼを心得た指導もあり、子どもたちは体験授業の最後には、一曲通しで演奏するまでになる。

 「先生たちは元気があり、すごい」「やさしく教えてくれてありがとう。また教えて」。瞳を輝かせる子どもたちに、保存会の川端重晴会長(66)は「太鼓をやりたい子は、仲間に入って」と呼び掛けた。既に、会員になっている三年生もいる。学校と地域の絆から、伝統継承の輪が広がっていく。

(白旗一貴)

【清水有度第一小学校】

小田広之校長

児童808人

静岡市清水区有度本町3の1

 

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