トップ > 静岡 > 教育のページ > 学校がつなぐ仲間たち > 記事

ここから本文

学校がつなぐ仲間たち

学校間交流で太鼓演奏披露 静岡市玉川中学校

井川中との交流会で玉川太鼓を披露する生徒たち=静岡市葵区の玉川中で

写真

 十月中旬、静岡市葵区の山あいにある玉川中を、同じ山間部にある井川中の生徒五人が交流学習のため訪れた。玉川中の生徒十五人は体育館で玉川太鼓を披露した。

 「せいやっ」の掛け声で始まる「玉川伝」で演奏開始。鈴やかねの音がにぎやかな「群龍(りゅう)」、太鼓同士がリズムを追い掛け合う「乱舞」と続く。背中につくほどバチを上げて打つ。時には自分だけが鳴ったと分かるくらいの繊細な力でたたく。演奏が終わって緊張が解けた生徒からは、笑みがこぼれた。

 玉川太鼓は一九九九年に始まった。創設時の全校生徒は五十二人。過疎化が進み、一時は十人になった。今では十五人に増え、現在のレパートリー五曲を大中小の太鼓や鈴、拍子木で演奏している。部活動がない月曜と木曜に体育館で練習。近くの老人ホームを訪れたり、校内の茶畑の茶摘み会で演奏を披露したり、さまざまな舞台に立つ。

 井川中との交流学習を終え、三年生の内野智貴君(14)は「太鼓で玉川を表現したい。一打を強く打てば山。なめらかにやれば川」と話した。進行役を務めた二年の岡部美津伎さん(14)は「先生の台本をしゃべるのではなく、自分の言葉で玉川太鼓の魅力を伝えたい」と目を輝かす。

 校舎の西側の山では数分おきに猿よけの空砲が鳴り、校庭ではイノシシよけのラジオが鳴る。さまざまな音にあふれる山あいの学校に、今日も太鼓の音が響く。指導する伏見倫也教諭は「十五人になったので、迫力ある演奏をしていきたい」と話している。

(高重乃輔)

【静岡市玉川中学校】

大高千尋校長

生徒数15人

静岡市葵区落合

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

中日新聞しずおかの記事はこちら

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山
地方選挙

Search | 検索