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学校がつなぐ仲間たち

「安倍川」テーマに総合学習 静岡市井宮小学校

石の裏側を調べて水生生物を確認する児童たち=静岡市葵区の安倍川大橋付近で

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 九月初旬、静岡市を流れる安倍川であった水生生物の観察会。下流の速い流れの中に、学校指定のオレンジの帽子をかぶった子どもたちが一歩一歩、足場を確かめながら入っていく。

 よろめきながら川中に立ち、腰をかがめて底に沈んだ石を拾う。両手からはみ出るほどの石を裏返すと「卵がついてるぞ」「幼虫だぁ」「でっけー」。宝物を見つけた子どもたちは一斉に顔を輝かせた。

 五年生前期の総合学習のテーマは「安倍川」。児童は四月から思い思いに研究を進めてきた。研究の集大成としてこの日、静岡河川事務所の職員ら十二人の付き添いで川を訪れた。

 「ひも付きのウキを川に放すと、何秒でピンと張るでしょう」。職員の質問に元気よく手を挙げた男の子が実験すると、川の流れは秒速五メートルだと分かった。職員が「秒速五メートルは時速約二十キロ。意外と速いでしょう。気を付けようね」と語りかけると、子どもたちは真剣な表情になって川の流れを見つめた。

 川に入ると「あれ、冷たくない」「ぬめぬめする」の声も。体で感じる安倍川は、想像とは少し違ったようだ。安倍川の生き物を研究する青木英太郎くん(11)は「石ばかりで草が全然見当たらないのに生き物がいる」と驚いた。

 河川事務所副所長の川原林哲也さん(56)は「川に親しんでもらうことで、自然を大切にする気持ちを養ってほしい」と、子どもたちに期待を寄せた。

(高重乃輔)

【静岡市井宮小学校】

山下雄二校長

生徒数538人

静岡市葵区平和1の7の1

 

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