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書の魅力知って 袋井で橘逸勢地縁サミット

書のパフォーマンスを披露する大杉弘子さん(左)=袋井市の月見の里学遊館で

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 平安時代の貴族で日本三筆の一人として数えられる橘逸勢ら袋井市ゆかりの書人について理解を深める「橘逸勢 地縁サミット」(中日新聞東海本社後援)が十二日、同市上山梨の月見の里学遊館で開かれた。

 逸勢や日本芸術院賞を受賞した袋井市出身の書家、故川村驥山(きざん)らの情報発信を通じて「書のまちふくろい」づくりにつなげようと、市民有志らでつくる「ふくろい書人列伝・橘逸勢顕彰プロジェクト実行委員会」が企画した。

 基調講演で、原秀三郎・静岡大名誉教授が逸勢終焉(しゅうえん)の地・上山梨説の根拠について、広瀬憲雄・愛知大教授が遣唐使についてそれぞれ解説。パネルディスカッションでは二人に、実行委会長で現代書家の大杉弘子さんと実行委員長の阿部浩之さんが加わり、書の魅力や奥深さについて語り合った。

 大杉さんによる逸勢の臨書デモンストレーションも実施。雅楽の優美な調べが流れる中、大杉さんが縦八メートル、横一・五メートルの和紙に逸勢の辞世の句「都をば 今は遥かに遠江 月は隈なき 月見里(やまなし)の里」をしたためた。

 唐に渡った逸勢は、帰国後の八四二年に政変「承和の変」に連座して失脚。諸説あるが、伊豆に流される途中に上山梨の地で病死したと伝えられる。同市上山梨の用福寺には供養塔があり、毎年遺徳をしのぶ供養祭が営まれている。

(土屋祐二)

 

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