トップ > 静岡 > 11月9日の記事一覧 > 記事

ここから本文

静岡

湖西・本興寺所蔵の古文書 市指定文化財に

◆12日から展示

市指定文化財となった古文書を見る金原日達住職(左)と切池融さん=湖西市鷲津の本興寺で

写真

 湖西市鷲津の本興寺が所蔵する戦国時代から江戸初期にかけての古文書が、市指定文化財となった。戦乱の時代に、支配勢力が次々と変わっていった様子が分かる貴重な史料だという。十二日から新居関所史料館で開かれる企画展で展示される。

 史料は、十六〜十七世紀の十二点。十六世紀前半は遠江国守護の斯波氏、時代が進むと戦国大名の今川氏や徳川家康の家臣とみられる書が散見される。内容は、当時の支配者が家臣へ支配権を保証する「安堵(あんど)状」や、禁止事項を定めた「禁制」など。

 今川義元の父、氏親が寺に税の免除や竹と木の伐採禁止などを示した「今川氏親禁制」や、義元の息子である氏真が自らの軍勢による被害から寺を守るために記した「今川家朱印状」など、今川氏に関係した文書が多い。長池親能や朝比奈氏泰など、現在の入出地区にあった鵜津山城主(宇津山城)が出した文書もある。

 同寺の金原日達住職(84)は「百年間でこれほど領主が変わったとは、いかに戦乱の世だったかが分かる」と話した。企画展を担当する市教委スポーツ・文化課職員の切池融さん(60)は「市の歴史を考える上で重要な史料。斯波氏と今川氏が争っていた時代や、家康が東へ勢力を伸ばしていった様子など、時代背景を考えながら見てもらえたら」と話している。

 今回で市指定文化財は七十五件となった。企画展は十二月二十五日まで。入館料は、三百二十円、小中学生は百円。

(片山さゆみ)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

中日新聞しずおかの記事はこちら

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山
地方選挙

Search | 検索