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浜松医大統合 静岡大の石井学長に聞く

◆新法人本部は静岡市に

大学再編について思いを語る静岡大の石井潔学長=静岡県駿河区で

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 静岡大の石井潔学長が中日新聞社のインタビューに応じ、法人統合・大学再編に向けた浜松医科大との協議状況などについて語った。法人本部は静岡市内に設置する方向で調整していることを明らかにした。

 −法人本部は静岡市と浜松市のどちらになるのか。

 本部の場所は静岡市にする方向で関係者で合意ができている。街中になるのか、キャンパス内になるのかはまだ決まってはいない。街中は交通の便がいいかもしれないが、本部がキャンパス内にあった方がネットワークの接続やセキュリティーの面からコストを削減できる。法人本部にどれだけの機能を持たせるのかという点を考慮して決めていきたい。

 −静岡市長や市議団から理解を得られていない。

 新聞の報道を通じて、間接的にしか話を聞いていない。直接主張を伺っているわけではないのでコメントはできない。

 −静岡キャンパスの教員からも理解が得られていない部分もある。

 それもやはり、間接的に断片的な情報しか聞いていない。

 −学生たちと対話の機会も設ける。

 学生たちが大学の在り方に関心を寄せるのは大歓迎だ。十月ごろには、「対話集会」を開きたい。せっかくやるのだったら大勢の学生に集まってほしい。

 −大学名の正式決定はいつごろを見込んでいるのか。

 今秋には決めたい。全員が納得するのは不可能だが、できるだけ多くの人が賛同してくれるように調整していく。

 −昨年、不採択になった(教育研究組織の再編成などを支援する)国立大学改革強化推進補助金を今年も申請した。

 昨年は、再編統合の意思決定前で申請時に詳細なことを書けなかった。そういう意味で、「未来社会デザイン教育・研究機構」を具体的な事例として挙げさせてもらった。今年は採択される可能性は昨年より高いと思っている。

 −未来社会デザイン教育・研究機構はどのような組織か。

 地域社会への政策提言を推進するため、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)をテーマとする組織をつくる。二〇二〇年四月をめどに静岡キャンパス(静岡市駿河区)に設置したい。静岡地区で今後の方向性を示すことは再編に関わらず前々から必要だと考えていた。規模はSDGsに特化した静岡キャンパスの教員を中心に三十人程度でつくる。その教員らを中心に大学一体となって地域の課題に取り組みたい。

 −県中部のほかの大学との連携を考えているか。

 国が進める大学連携推進法人の枠組みができれば、静岡県立大など中部の他大学との連携が容易になる。枠組み次第では、他の大学と共通の科目をつくって、そこで学位や単位を出すことも可能になっていくのではないか。

(聞き手・鎌倉優太)

 

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