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福祉施設慰問重ねて13年 「遠州一座」公演900回

南京玉すだれを披露する山本邦江さん(左)と石塚ふくさん=浜松市西区で

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 趣味で始めた大道芸に磨きをかけ、浜松市などで慰問活動を続けるグループ「遠州一座」が五日、通算九百回目の公演を迎えた。旗揚げから十三年。メンバー五人は七十代から八十代と訪問先のお年寄りとほぼ変わらない年齢となったが「千回を目指したい」と意欲は衰えない。

 節目のこの日の公演場所は老人ホームなどを運営する「脳リハビリネットワーク」(西区志都呂)。「糸と竹で神通自在、ご覧にいれます」。威勢のいい口上とともに、二代目座長の山本邦江さん(71)=北区都田町=らが約三十人の施設利用者を前に南京玉すだれを披露すると、会場が沸いた。

 一座は、浜松中日文化センターで南京玉すだれを学んだ生徒が二〇〇六年に創設した。加齢で「卒業」するなどメンバーの入れ替わりもあったが「喜んでくれる皆さんの笑顔と、いい仲間たちのおかげで続けてこられた」と山本さん。

 公演では、観客との掛け合いを大切にしてきた。この日も「九十三歳? 見えないねえ」などと盛り上げながら、手品や獅子舞といったさまざまな芸を演じた。フルート演奏では観客が自然と一緒に歌をくちずさんだ。最前列で見た川口八千代さん(86)は「とっても楽しかった」と喜んだ。

 一座にはすでに来年一月まで出演依頼が入っている。この調子で活動を続ければ、あと二年で千回の達成が見えてくる。「でもあの人は危ないなあ。不安だなあ」。公演後、メンバーの一人が最年長の石塚ふくさん(81)をからかうと、元気な声が返ってきた。「私も頑張りますよ!」

(内田淳二)

 

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