トップ > 静岡 > 9月5日の記事一覧 > 記事

ここから本文

静岡

若年性認知症患者を支援 県が企業などと連携

◆10月から、洗車や草取りで社会参加促す

 県は二〇一九年度、通所介護(デイサービス)事業所や企業と連携し、若年性認知症発症者の働く機会づくりを新たに始める。企業が提供する洗車や草取りなどの軽作業を、デイサービス事業所の就労メニューに取り入れ、若年性認知症発症者の社会参加促進を図る。

 事業期間は十月〜来年三月。県はデイサービス事業所(三事業所)を九月十二日まで募っている。委託費の上限は一事業所あたり三十三万円。

 若年性認知症は六十五歳未満で発症し、県内には約千人いると推計されている。県長寿政策課の担当者は「比較的体力のある若年性認知症患者の社会参加や引きこもり対策につなげたい」と話す。賃金が発生する雇用ではなく、企業の“お手伝い(有償ボランティア)”を想定する。

 事業を委託されたデイサービス事業所は、企業を十社以上訪問して若年性認知症の特徴やデイサービスの仕組みを説明。訪問された企業は、若年性認知症発症者に提供できる仕事を提案する。県が八月までに八百の企業にアンケートし、約四十の企業が「提供できる仕事がある」「提供できる仕事はないが訪問はOK」などと回答。挙がった仕事内容は草取り、野菜の袋詰め、段ボールの片付け、チラシの配布などだった。

 事業所は、企業の提案を参考に、若年性認知症発症者が利用できるデイサービスの就労メニューを組み立てる。来年三月に県内二カ所で報告会を行い、他のデイサービス事業所と情報共有する。(問)県長寿政策課=054(221)2336

(三宅千智)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

中日新聞しずおかの記事はこちら

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山
地方選挙

Search | 検索