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被爆ピアノ 平和の音色 駿河区で演奏会

森須奏絵さん(左)が奏でる被爆ピアノの音色に合わせて歌う大島久美子さん=静岡市駿河区で

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 一九四五(昭和二十)年の八月六日に投下された広島の原子爆弾の熱風にさらされながらも、今でも音色を奏でる被爆ピアノによる演奏会が十日、静岡市駿河区の県男女共同参画センター「あざれあ」であった。

 ピアノは、爆心地から一・八キロの民家で被爆。当時所有していた女性の名前から「ミサコのピアノ」と呼ばれる。ヤマハ製で、浜松市の河合楽器ピアノ調律技術者養成所を卒業した矢川光則さん(広島市)が譲り受けて修復した。矢川さんは被爆ピアノを六台所有しており、各地で開かれるコンサートで使用されている。

 演奏会では、ともに広島市在住のソプラノ歌手大島久美子さんと、ピアニストの森須奏絵さんが、十二曲を披露した。聴衆は、平和の尊さを現代に伝える演奏に聞き入っていた。

 演奏会冒頭のあいさつで、矢川さんは「語り継ぐ人が高齢化する中、平和の継承が課題。まだまだ音色を奏でて、生き続ける被爆ピアノの果たす役割は大きい」と話した。県労働者福祉基金協会が主催。

(高橋貴仁)

 

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