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浜松商 逆転で決勝へ 東海高校野球

菰野−浜松商 先発で5回を投げた浜松商の細田涼馬投手=草薙球場で

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 第六十六回春季東海地区高校野球大会二日目の二十五日、静岡市駿河区の草薙球場で準決勝二試合があり、浜松商(静岡一位)は菰野(三重二位)に9−3で勝った。津田学園(三重一位)との決勝は二十六日午前十時から、同球場で行われる。

◆相手のミス逃さず

 浜松商が相手のミスに乗じた集中攻撃で逆転勝ちを収めた。

 2点を追う五回、四球や敵失を生かして中軸の福井、小野田の連続適時打など打者一巡の猛攻で6点を奪って逆転した。七回も四球、送球ミスから得点機をつくり山本陸、福井の連続適時二塁打で3点を加え、突き放した。投げては先発の細田が走者は出しても長打は許さず、5回2失点で試合をつくった。

◆昨夏のエース・細田 先発、好投

 昨夏に背番号1を背負った細田涼馬投手(二年)が、公式戦では実に八カ月ぶりとなる先発登板。きっちりと役割を果たし、長く続いた伸び悩みからの脱却を印象づけた。

 追い込まれた場面でも頭は冷静だった。二回、四死球による押し出しと単打で2点を献上。なおも続く2死満塁で四番打者を迎えたが「ベンチの声援もしっかり耳に届いていた」。3球で右飛に打ち取ってしのぎ、その後は被安打1と安定した投球で流れをつくった。

 力投はカンフル剤に。代打を送られて退いた五回、チームは6点を奪取。代わりに打席に立ち、強烈な打球で敵失を誘って得点につなげた近藤健生選手(三年)は「細田に勝利を、と振り切った結果」と振り返る。

 一年生エースとして臨んだ昨夏の県大会は一回戦敗退。課題の制球を改善できず、最後に先発した昨年九月の地区大会決勝でコールド負けを喫した。「1」を明け渡し、二番手以下に甘んじる日々が続いた。

 フォーム変更や体を大きくする努力も実を結ばず、春の県大会でも登板なし。もがき続ける中で、投球動作後の体のバランスが安定できていないと気づけたことが転機となった。

 指摘した鈴木祥充監督の付きっきりのブルペン指導で片足でバランスをとる感覚をつかむと、今大会直前の練習試合で5回無失点1四球の好投。復活を期して臨んだ東海の舞台で力を示し、「背番号1を取り戻したい」と言い切る。

 県大会後、「夏を勝つには投手力の強化が不可欠」と強調していた鈴木監督は、「細田を先発させたことがこの試合のすべて。内容も十分」と納得顔でうなずいた。

(酒井大二郎)

 

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