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浜松区再編 「区制度あり方から議論」

◆市議会特別委の高林委員長が抱負

委員長就任の抱負を述べる高林修氏=浜松市役所で

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 浜松市議会は二十二日の本会議で、行政区再編を協議する行財政改革・大都市制度調査特別委員会の正副委員長を決定した。委員長に就任した最大会派自民党浜松の高林修氏(68)=三期、東区=は、記者団の取材に「まずは区制度のあり方から議論を始めたい」と抱負を述べ、四月の住民投票で示した二〇二一年一月一日までに区再編を行うことは困難との認識を示した。

 住民投票では、市が示した浜北、天竜区を残し、他を合区する三区案は反対多数だった一方で、区再編自体への賛成が過半数を占めるという複雑な結果となった。

 高林氏は「三区案反対が住民の意思であり、尊重したい。今後、三区案をベースにすることはない」と強調。その上で、特別委の進め方について「まずは住民投票の結果について各会派の意見を聞きたい。合区を前提に話を進めていくつもりはない。区制度のあり方を考え、何が最適か最善かという議論から始めたい」と述べた。投票総数の一割を占めた無効票についても検証したい考えを示した。

 改選前に設置されていた特別委では三年余り議論したが、二〇一八年九月の最終協議までに結論を出せなかった。高林氏は委員の一人で、一五、一六年度に副委員長を務めた。

 高林氏は「決めていく議会にしたい。納得するまで議論を重ね、(委員長を務める)二年間で方向性を示していきたい」と意欲を語った。区再編を目指す市への対応については「まずは考え方を聞く。最初からシャットアウトするつもりはない。市側がたたき台の案を出したいと言ってくれば俎上(そじょう)には載せる」と述べた。

◆鈴木市長一問一答 一歩進んだ協議を

 浜松市の鈴木康友市長は二十二日、行政区再編について協議を始める市議会特別委員会に「一歩進んだ議論を」と求め、実現を目指す考えをあらためて示した。記者団の取材に答えた。

 主な発言は次の通り。

 −改選前に引き続き設置された特別委への期待は。

 まずは住民投票の結果について共通認識を持ち、評価していくのでは。(改選前の)前期にさまざまな論点が議論された。再編について一歩進んだ議論をしてほしい。

 −柳川樹一郎議長は期限にこだわらず、ゼロベースで議論する考えだが。

 二〇二一年一月一日は住民投票の中に明記してある。まったくゼロということにはならないと思う。

 −住民投票で反対多数だった三区案は今後、選択肢に入るのか。

 住民の意思を尊重しながら三区案に固執することなく、区再編を考えていくことが必要。予断を交えず、全てのことを排除せずスタートを切ることが大事だ。

(原一文)

 

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