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本能寺の変は“鬼退治” 「麒麟がくる」時代考証・小和田さん持論

パネルディスカッションを繰り広げる小和田さん(左端)ら=甲賀市あいこうか市民ホールで

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 今月放送が始まった「麒麟(きりん)がくる」など、NHK大河ドラマの時代考証でも知られる歴史学者で静岡大名誉教授の小和田哲男さんが二十六日、甲賀市水口町のあいこうか市民ホールで「近江の戦国 甲賀の戦国」と題して講演した。

 小和田さんは「中世の城館跡が千三百を超えているのは、滋賀と長野、愛媛の三県だけ。中でも甲賀は最大の城郭密集地」と指摘。「地侍や土豪クラスが五十メートル四方ほどの小規模な城館を構えて群雄割拠し、権力に対して独立の意思を表す甲賀郡中惣(ぐんちゅうそう)を形成していた」と話した。

 「麒麟がくる」の主役・明智光秀について「居城とした坂本城(大津市)には、安土城より早く天守が立っていたという記録がある」と解説。本能寺の変で主君の織田信長を討った理由は「横暴になった信長を阻止するための、いわば“鬼退治”だった」と持論を展開した。

 市教委歴史文化財課の職員らを交えたパネルディスカッションもあり、市観光協会の小山剛会長は「甲賀には歴史はあるが、スーパーヒーローがいない。どうすればうまく観光につなげられるか」と質問。小和田さんは「ヒーローはつくっていかなければならない。(秀吉の家臣として水口岡山城を築いた)中村一氏(かずうじ)を、市民がもっと推していくべきだ」と提言した。

 水口ロータリークラブの共催。市民ら約五百人が耳を傾けた。

 (築山栄太郎)

 

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