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びわこボート売り上げ好調 昨年度382億円、最低期から倍増

今夏に開催された「G1びわこ大賞」。今夏も売り上げは好調だ=県提供

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 県営の「びわこボートレース場」(大津市茶が崎)の売り上げが、一時の低迷から復調している。昨年度の売り上げは三百八十二億円で、ピーク比で最も落ち込んだ二〇〇五年度から倍増。県の一般会計への繰入額は一〇年度はゼロで、公営競技の存在価値を問われる事態に陥っていたが、昨年度は四億円まで回復した。背景には、スマートフォンによるインターネット投票の広がりがあり、若年層のファンを呼び込んでいる。

 びわこボートは一九五二年に開設された。売り上げのピークは、一九九〇年度の五百十八億円。その後はレジャーの多様化やファンの高齢化により減少が続き、二〇〇五年度には百八十一億円まで落ち込んだ。一般会計への繰入額は、一〇年度前後はゼロ〜一千万円で推移していた。

 業界全体で全国的に同様の傾向があり、「BOAT RACE振興会」(東京都)は売り上げ低迷に歯止めをかけようと、一一年にスマートフォンによるインターネット投票を開始した。すると、売り上げはここ五年間は右肩上がりに。舟券の購入者の半数以上が、スマホを利用しているという。

 びわこボートでも近年、東京や九州の大都市圏での広報活動を強化。地方公営企業法に基づいた企業会計を導入し、収益を意識した経営に取り組む。一五年に策定した中期計画では、一般会計への繰り入れを、一九年度までの五年間で計四億円とすることを目標値としていたが、昨年度末までの四年間で、すでに計十三億円を超えている。

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 本年度も、五月の大型連休や八月に集客力のある大規模なレースがあり、売り上げ見込みは三百七十五億円と好調だ。

 県事業課の担当者は「近年は一般会計への繰り入れも増えており、県の財政に貢献するという公営競技の存在価値を取り戻しつつあると思う」と話している。

 (芳賀美幸)

 

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