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沢尻容疑者逮捕、観光関係者ら衝撃 大河で地域振興計画

 戦国武将・明智光秀を主役にした来年のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」で、光秀の主君・織田信長の正妻・濃姫(帰蝶(きちょう))を演じることになっていた女優沢尻エリカ容疑者(33)が、合成麻薬MDMAの所持容疑で逮捕されたことを受け、県内の光秀ゆかりの地には、衝撃が広がっている。一部には、放映開始が遅れる可能性を指摘する報道も。ドラマを観光や地域の活性化に結びつけようと期待が高まっていただけに、関係者らは不安を募らせている。

 信長が安土城を築いた近江八幡市と、光秀が坂本城を築いた大津市では、放映に向けて自治体や観光業界などが観光振興推進協議会を設立し、地元の観光振興や産業振興につなげようと計画していた。

 近江八幡市の協議会の会長を務める高木敏弘安土町商工会長(67)は、事件について「残念としか言いようがない。放映前からイメージダウンになるのは避けてほしかった」と語る。今後に向け「事件前までは、沢尻さんが濃姫役だと知っていた人は、あまり多くないと思う。今回の一件で、大河ドラマへの注目がむしろ高まることに期待したい。われわれもめげずに、知恵を出して盛り上げていきたい」と前向きに話した。

 光秀の菩提(ぼだい)寺で、さまざまな関連イベントの会場になっている大津市坂本の西教寺の社会部主事、中島敬瑞(けいずい)さん(50)は「ここ数日は、お客さんからも『大変ですね』と言われる」と明かす。「ちゃんと代役を立て、スタッフの方が頑張ってスムーズに放送してくれればありがたい」と願った。

 光秀ゆかりの地などの観光PRに力を入れる県観光振興局の担当者は「ドラマの盛り上がりは、観光においても重要。最初につまずかれたのは、非常に残念」と肩を落とす。ドラマの放映に伴い、キャストと連携して情報発信をできないかなどと、模索していた所だという。現時点では、NHK側から撮影のやり直しなどの協力要請はないと言い、「今後の動きを見守っていきたい」と話した。 

 (平井剛、堀尾法道、芳賀美幸)

 

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