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安土城復元へ機運高めるぞ 近江八幡、産官学民の推進協発足

設立総会で意見交換する出席者。左端は会長の小西市長=近江八幡市内のホテルで

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 戦国武将の織田信長が安土山に築いた「安土城」の復元に向けた機運を高めるため、近江八幡市内の産・官・学・民の関係者が十七日、「近江八幡市安土城復元推進協議会」を発足させた。今後、県と連携して、必要な情報の収集や調査研究などを行っていく。

 安土城は一五七九(天正七)年に完成したが、八二年に本能寺の変で信長が倒れると、その十三日後に原因不明の火災で焼失した。堅固な石垣や高層の天守閣を構えるなど、近世の城郭の原型になったと言われるが、一方で、設計などの詳細がいまだ不明なため、「幻の城」として城マニアなどからの人気は高い。

 県は本年度に天主の復元を検討すると表明。二〇二六年には築城四百五十年の節目を迎える。地元の近江八幡市としても、復元への強い意志を示すと同時に、県と歩調を合わせて活動する必要があるとして、協議会の設立を決めた。

 市内のホテルで設立総会が開かれ、委員十六人が出席。小西理市長が設立趣意書を読み上げた後、協議会の会長に選出された。当面の活動方針として、安土山の発掘調査再開と石垣の保全を、国に要望していくことなどを決めた。

 この後、出席者が意見交換した。現時点で城の絵図や設計図が見つかっておらず、どのように復元を目指すのかや、復元にかかる巨額な費用をどう捻出するのかなど、疑問の声が上がった。また、復元する安土城を歴史的資産と観光資産のどちらに位置付けるのかなど、曖昧さを指摘する意見も出た。その一方で、「復元には地元の熱意が何よりも大事」「復元は夢とロマンがある」といった前向きな意見も相次いだ。

 小西会長は「これまで、復元に向けた動きは幾度もあったが、機運は今までになく高まっている。夢の実現を見据えながら、活動していきたい」と話した。 

 (平井剛)

 

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