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滋賀古民家カフェにアマガエルすみ着く 信楽
甲賀市信楽町宮町にある古民家カフェ「いごこちカフェ」のトイレに、昨年春ごろから1匹のアマガエルがすみ着いた。最近は手洗い場の側壁の上に、オーナーの小野真由美さん(50)が粘土で作ったドーム形ハウスで“冬眠”し始め、来店客らの注目を集めている。 カフェは、小野さんが二年前に開店。自家焙煎(ばいせん)したコーヒー豆の販売の傍ら、月、火曜日限定で営業している。 カエルは、店の外にあるトイレの手洗い場付近に姿を現すようになった。夜は餌を探しにどこかに行ってしまうが、朝になると必ず戻ってきたという。 愛着を感じた小野さんは「トビアスくん」と名付け、客に追っ払われないよう、側壁の上に粘土で簡単な「かえるの家」を作った。すると、昼間はその家の中で過ごすようになった。 昨冬はどこかの土の中で冬眠したとみられるが、今春には“帰宅”。十月終わりごろ、一週間ほど姿を見せなくなったものの、再び戻り、最近は夜間もずっとドームの中でじっとしている。そのまま“冬眠”してしまったらしい。 信楽の冷え込みの厳しさを心配した小野さんは「少しでも温かくなるように」と、ドームの入り口に毛糸の塊を差し入れた。「無事に春を迎えてほしい」と願っている。
店には、二月に成田ふれあい牧場で誕生し、五月にもらってきたヤギの「スカーレット」、プードルの「ぷーちゃん」もおり、トビアスくんと共に店のアイドル的存在という。 カフェは十二月から二月まで冬季休業する。(問)いごこちカフェ=0748(60)5970 (築山栄太郎) PR情報
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