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11月、バス自動運転と「MaaS」の実証実験 大津市の次世代公共交通

来月から実証実験を行うMaaSのアプリ=大津市役所で

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 大津市は11月から、バスの自動運転と、ITを活用し効率的な移動を可能とする次世代の交通体系「MaaS(モビリティー・アズ・ア・サービス)」の実証実験を、並行して開始する。期間は、自動運転が11月2日〜8日、MaaSは同1日〜12月1日。それぞれ、2021年1月ごろからの実用化を目指し、公共交通機関の利便性向上や、観光客誘致などによる地域経済の活性化を図る。

 自動運転は、三月に行った初回の実験に引き続き、システム開発会社の日本ユニシスや京阪バスなどと連携して行う。JR大津駅からびわ湖大津プリンスホテルまでの往復約七・三キロの区間を、運転手が乗車した状態の「レベル3」相当で走行。十一月二日には同ホテル駐車場で、運転手が乗車しない「レベル4」の走行実験も行う。

 車両は、全長約七・一メートル、幅約二・二メートルで定員二十八人の「日野ポンチョ型」と呼ばれるバスを使用。事前募集した乗車モニターが体験するが、空きがあれば先着順で乗車できる。回送を含めて一日七便を運行し、バス停を四カ所設ける。

 MaaSは、スマートフォンアプリで複数の公共交通機関を一括検索し、予約や決済もできるサービス。十一月からの実験では、「ことことなび」というアプリをスマホにダウンロードして利用する。

 京阪電車や坂本ケーブル、シャトルバスなど比叡山周辺を中心とした大津市や京都市内の公共交通機関でのサービスを提供。七百〜三千円の四タイプの周遊券を、アプリから販売する。アプリは英語にも対応。現在地から目的地までの経路検索や、観光施設や飲食店の情報、割引クーポンなどを提供する。自動運転バスの運行状況も確認できる。

 越直美市長は「自動運転とMaaSの実用化を、併せて目指していく。より多くの公共交通機関が参加し、病院の予約などもできるようにしていきたい」と意欲を語った。

 (柳昂介)

 

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