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「緑の魔術」で信楽高原鉄道に誘客を 石原さんを大使任命

正木社長からガーデニング大使の委嘱を受ける石原さん(右)=甲賀市信楽町の信楽駅で

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 甲賀市と信楽高原鉄道(SKR)が、美しい沿線景観を目指す十年計画に乗り出した。二十六日には、英国のエリザベス女王から「緑の魔術師」とたたえられた庭園デザイナー石原和幸さん(61)を「SKRガーデニング大使」に任命。季節の植物や信楽焼で沿線や各駅周辺を彩り、乗客数の落ち込みに歯止めをかけたい考えだ。

 SKRは市内の貴生川−信楽駅間を結ぶ一四・七キロ。乗客は七十四万人を超えた一九九一年度以降、年々落ち込み、二〇一八年度は約四十一万人に。信楽を舞台にしたNHK連続テレビ小説「スカーレット」の放送開始で持ち直しているが、一過性のブームに終わることが懸念され、市とSKRは継続的に乗客を呼び込む仕掛けを探していた。

 石原さんは、ガーデニングショーの最高峰「英国チェルシー・フラワーショー」で十一個の金メダルを獲得。昨年四月に信楽駅前広場の整備に訪れたのが縁でほれ込んだ信楽焼を、国内外で手掛ける庭園に好んで用いており、大使委嘱に快諾した。

 信楽駅であった任命式では、副市長でもある正木仙治郎SKR社長が「三十分間の癒やしと感動の空間をつくりたい」と、思いを伝えた。石原さんは「沿線住民の皆さんの力も得ながら、庭園の中を走る鉄道というイメージにできれば」と意気込んだ。

 この後、雲井駅前でガーデニング教室を開催。地域でフィールドワークをしている立命館大経済学部の学生や、雲井小学校の児童、住民ら約百人が参加した。木造駅舎の周辺にアジサイやフジバカマなどの植物を植え、信楽焼の灯籠や鉢をあしらって景観をつくり上げた。

 (築山栄太郎)

 

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