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備前焼の素朴な美紹介、信楽の美術館

古備前の名品が並ぶ館内=甲賀市信楽町田代のMIHOMUSEUMで

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 備前焼の魅力を紹介する秋季特別展「THE 備前−土と炎から生まれる造形美」が、甲賀市信楽町田代の美術館「MIHO MUSEUM」で開かれている。十二月十五日まで。

 岡山県備前市の伊部地域を中心に生産されてきた備前焼は、釉薬(ゆうやく)を使わないシンプルな焼き締めが特徴。特別展では、桃山−江戸時代に焼かれた茶の湯の器など古備前をはじめ、近現代の陶芸家らの作品を合わせ、約百六十点が並ぶ。

 桃山時代の徳利(とくり)の名品「銘トシワスレ」は、下部に生じた大きな「石ハゼ」が、趣のある景色をなしている。近代では人間国宝の金重陶陽さん(一八九六〜一九六七年)の「青備前諫鼓鳥(かんこどり)香炉」など、現代では伊勢崎淳さん(一九三六年〜)の伝統的な茶陶や、側面に大きくハート形が焼き込まれた斬新な「角花生(かくはないけ)」などが、来館者の目を引いている。

徳利の名品「銘トシワスレ」=甲賀市信楽町田代のMIHOMUSEUMで

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 特別展開催中の今月十三日には、同館の入館者が累計三百万人を超えた。一九九七年の開館以来二十二年目の達成で、三百万人目となったのは大津市の京都先端科学大一年、西沢龍馬さん(19)。熊倉功夫館長から認定証や記念品を贈られ、「以前から気になっていて、初めて来たら三百万人目ということで、本当に驚いた。美術系の高校出身で、美術品に刺激を受けて感性を磨きたい」と喜んだ。

 十一月四日を除く月曜日と同五日は休館。入館料は一般千百円、高校・大学生八百円、小中学生三百円。(問)同館=0748(82)3411

 (築山栄太郎)

 

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