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戦国ロケット、飛べ! 県無形民俗文化財「流星」、米原で27日打ち上げ

市の合併10周年を記念して打ち上げた「流星」=2015年11月、米原市池下で(同市提供)

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 県選択無形民俗文化財の戦国ロケット「流星」が二十七日午後零時半から、米原市甲津原の奥伊吹スキー場で打ち上げられる。流星はのろしの一種。関ケ原の合戦の際、石田三成軍が佐和山城へ戦況を伝えるために使ったのが起源とされる。今回は、天皇陛下の即位と元号「令和」の制定を記念して打ち上げる。

 流星は、旧中山道沿いの地域で継承されてきた。米原市では火薬の調合から製造までを一貫して行っており、一九六七(昭和四十二)年には県選択無形民俗文化財に指定された。近年では祝い事の際に打ち上げる伝統行事となり、打ち上げた後に落ちてくる日傘は縁起物とされている。

 最近では、職人の高齢化や打ち上げ場所の制約などが課題だ。前回の打ち上げは、市の合併十周年を記念した四年前。現在は保存会の二十人ほどが、後継者の育成や技術の継承に力を入れている。

 流星は長さ五メートルほどの竹ざおに、火薬を詰めた鉄管、パラシュートの役割をする「矢つり」と日傘を取り付ける。点火すると、上空二百〜三百メートルまで上昇。矢つりと日傘が開いて、ゆっくり落ちてくる。

 当日は、正午からのオープニングセレモニーの後、計十二本を打ち上げる。観覧無料。小雨決行だが、強風の場合は中止する。開催の判断は、二十六日午後六時に市ホームページで発表する。事前に予約すれば、JR米原駅−奥伊吹スキー場間の送迎バスを利用できる。

 (問)市歴史文化財保護課(実行委員会事務局)=0749(55)4552

 (安江紗那子)

 

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