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信楽で女性のフェスも計画 朝ドラ「スカーレット」

「しがらき森のクラフトフェスタ」に向けて会議を重ねる女性たち=甲賀市信楽町で

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 女性陶芸家の奮闘を描くNHK連続テレビ小説「スカーレット」の放送が、いよいよ30日に始まる。舞台となる甲賀市信楽町では、例年は10月に同日開催していた二つのイベントを、9月と10月に分散して実施。加えて11月には、信楽ゆかりの女性クリエーターにスポットを当てたフェスの初開催も計画されている。信楽の魅力が切れ目なく発信される、にぎわいの秋となるか。

 信楽の観光のトップシーズンは春と秋だ。とりわけ五月と十月に観光客が集中。信楽高原鉄道信楽駅前と、県立陶芸の森でのイベントが重なった今年五月二日は、信楽町を通る唯一の幹線道路の国道307号が大渋滞となった。

 これを受け、当初は例年通り十月十二〜十四日の「信楽陶器まつり」と同日開催を予定していた陶芸の森の「信楽セラミック・アート・マーケット」が、今月二十一〜二十三日に前倒しされた。分散化によって渋滞を回避し、別々の月に開くことで町の魅力が連続していることを観光客にアピールするのが狙いだ。

 台風17号のあおりを受けて来場者は少なかったが、陶芸家とゆったり言葉を交わしながら品定めできると好評だったという。十月の信楽陶器まつりは信楽焼最大のイベントで、窯元や陶器店などによる大即売会が目玉。朝ドラ効果で例年以上の来場が予想される。

 「信楽は女子がアツくする!」を合言葉に初めて企画されたのが、女性クリエーターに特化したフェス。信楽の陶芸家やギャラリー主宰者ら女性五人が実行委員となり、十一月十六、十七日に陶芸の森で開く。

 陶芸家の広川みのりさん(67)は今年初め、「元気がない信楽を何とか活性化したい」と、陶芸家で「ギャラリーきりん」を主宰する目片まゆみさん(57)に相談。「ギャラリー陶園」主宰の臼井照子さん(59)、若手陶芸家の坂口未来さん(32)、しがらきマルシェ代表の杉本忍さん(48)にも声を掛け、会議を重ねてきた。

 信楽ゆかりの女性陶芸家を中心に、布やガラスなどさまざまな制作者のほか、朝宮茶や信楽産の野菜といった食などを扱う、七十組に出店してもらう。ワークショップや、フラメンコ、大道芸などのステージも繰り広げる予定だ。

 イベント名は、ギャラリーきりんの来店客へのアンケートなども参考にし、「しがらき森のクラフトフェスタ」に。目片さんは「信楽全体が、動物も人も一緒に暮らす一つの森のよう。若い世代にもアピールできるタイトルだと思う」と話す。

 市は、朝ドラ放送期間の半年間に信楽町を訪れる観光入り込み客を、約六十万人と推計。課題となる渋滞対策では、紫香楽宮跡(しがらきぐうし)駅前に整備した臨時駐車場に車を止め、信楽高原鉄道で信楽の中心部に向かう「パークアンドライド」などの利用を呼び掛けている。

 (築山栄太郎)

 

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