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レジオネラ菌、検出相次ぐ 公共プール浴場など、県が注意呼び掛け

レジオネラ菌の検出を受けて、大津市の「スポック富士見」に張り出されたお詫び=大津市富士見台で

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 県内の公共プールの浴場などで、肺炎などを引き起こす細菌「レジオネラ菌」の検出が相次いでいる。大津、高島の両市内では今月下旬、ともに公設のプール施設内で検出が続出。施設の一部を利用停止し、洗浄するなどの対応に追われている。

 昨年十月にオープンした大津市富士見台の市富士見市民温水プール「スポック富士見」。二十五メートルプールやトレーニング室とともに設けられた男女の浴場内から二十一日、基準値以上の同菌が検出され、同日午後から浴場の利用を停止している。

 再開は九月七日の予定。施設入り口には「お詫(わ)び」の張り紙をして、入場者に浴場が利用できないことを伝えているが、親子連れでにぎわった二十四日には「お風呂入られへんのか」と残念がる人もいた。

 高島市のスポーツ施設「今津B&G海洋センター」でも二十二日、二十五メートルプールの横にある直径二メートルほどの円形の浴槽(ジャグジー)で検出。現在は浴槽の利用を停止している。

 大津市内では先月中旬、県などが運営するホテルの男性用浴場でも検出があり、浴場の利用を一時停止した。市保健所によると、今年はほかにも市内の二施設で検出の報告があったが、いずれも現在は利用を再開している。

 いずれも人への感染被害は報告されていない。県生活衛生課によると、温浴施設などの検出は行政への報告義務がなく、県全体の数を把握できていないが「八月下旬で五件の報告があるのは、例年より多い」として注意を呼び掛けている。

 なお、県薬務感染症対策課によると、同菌の感染者は今年(十九日時点)、県内で十四人と例年並み。温浴施設などで感染した疑いのある例はなく「雨上がりに土いじりをした」など、屋外で感染したとみられる例が大半という。

 (作山哲平)

 <レジオネラ菌> 土壌や河川などに生息する菌。36度前後が増殖に適しており、浴場で繁殖しやすく、梅雨以降に感染者が多い。肺炎や高熱、頭痛などを引き起こし、高齢者や幼児は感染リスクが高く、死亡例もある。人から人への感染は報告されていない。

 

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