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「義手の看護師」伊藤さん講演 守山、パラ競泳の元日本代表

義手を使ってバイオリンを奏でる伊藤さん=守山市民ホールで

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 北京、ロンドン両パラリンピックの水泳競技に出場し、現在は日本初の「義手の看護師」として兵庫県内の病院で働く伊藤真波さん(34)=同県伊丹市=が二十四日、守山市民ホールで講演した。

 伊藤さんは看護学校生だった二十歳の時、バイクを運転中の交通事故で右腕を失った。それでもめげず、幼い頃からの夢を貫いて看護師になった。また、勤務先の病院の理解を得て、幼い頃から続けてきた水泳にも再び挑戦した。

 伊藤さんは「事故を機に人生が一変し、最初は自暴自棄の毎日。腕が無いことを言い訳にして、いろんなことから逃げ続けてきた」と振り返った。水泳に再挑戦したのは「本当は見せたくない腕をさらけ出し、ありのままの体で戦う強い人間になりたかったから」と明かした。

 伊藤さんは「みんな何かしらの傷を抱えて生きている。私は腕を失って、初めてそのことに気付いた。だから、前を向いて明るく生きていきたい」と力強く述べた。最後に義手を用いて、バイオリンで中島みゆきさんの曲「糸」を奏でると、満場の拍手が上がった。

 講演会は、市人権・同和教育研究大会のプログラムとして開かれた。大会では児童生徒の作文発表や分科会も行った。

 (平井剛)

 

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