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駅前に起業支援ショップ 「麒麟がくる」に信長の安土も期待

絞り染めのハンカチやスカーフなどを出品した重野さん(左)=近江八幡市安土町常楽寺で

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 近江八幡市の安土町商工会は、JR安土駅前商店街にある「安土楽市楽座館」の一階に、チャレンジショップ「&.labo(あんど どっと らぼ)」をオープンした。起業を目指す人たちを支援すると同時に、さまざまな出店者や買い物客を呼び込んで、駅前商店街のにぎわいづくりを図る。

 戦国武将の明智光秀を主人公にしたNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」が来年一月から放映される。光秀とゆかりの深い織田信長が城を構えた安土町にも、ドラマを見た人たちが訪れる可能性があるため、観光振興の好機と捉え、「安土の玄関口」である駅前の活性化に、いち早く取り組もうと決めた。

 安土楽市楽座館を所有する民間団体から六十平方メートルの一階フロアを借り受け、独立開業を目指す個人や団体にスペースを貸す。地元にこれまでなかった商品やサービスなどを提供・販売してもらい、駅前のにぎわいの拠点にしていく。

 本年度は社会実験として来年一月下旬までの毎週日曜日に開催する。オープン日の七月二十八日は三団体が出店した。

 京都市で染色工房を営む重野泰正さん(54)は、京鹿(か)の子絞りのハンカチやスカーフなど百五十点を展示販売。父親が安土町出身で、幼い頃は何度も駅前に来たことがあるという。「親しみがある場所なので、活性化になればと思って参加した」と述べた。スイーツ職人の妻真由美さん(41)と料理人の三男義光さん(20)もパスタ料理やロールケーキなどを販売した。彦根市の佐々木貴代さん(45)は「姿勢調整師」の肩書を生かして、体のゆがみなどを診断するサービスを行った。

 来店客は物珍しそうに商品を手に取ったり、食事を楽しんだりした。妻と訪れた地元の男性(75)は「駅前は飲食する場所が少ないので、こうした店ができてうれしい」と歓迎していた。

 町商工会の高木敏弘会長(68)は「駅舎が改装されてきれいになったのに、駅前通りが寂しいままでは、観光客はがっかりする。いろんなことに挑戦して、『安土』のブランド力を高め、大河ドラマをてこにして、人の流れを呼び込みたい」と話した。

 チャレンジショップの営業時間は午前十時〜午後三時。(問)町商工会=0748(46)2389

 (平井剛)

 

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