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近江が甲子園切符もぎ取る 高校野球滋賀大会決勝

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 大津市の皇子山球場で二十六日にあった第百一回全国高校野球選手権滋賀大会。四十九チームの頂点に立ったのは、二年連続十四回目の甲子園出場を果たした実力校の近江だった。春の近畿大会を十六年ぶりに制した実力を、存分に発揮。第一シードとしてトーナメントを危なげなく進み、決勝では、ノーシードから勝ち上がって勢いに乗る光泉を、息詰まる投手戦の末に退けた。八月六日に兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕する全国選手権では、8強入りした昨年の旋風を再び巻き起こす。

◆悔しさ糧に重ねた努力 完封の林投手

八回表、ピンチを連続三振でしのぎ、雄たけびを上げる近江・林投手=皇子山球場で

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 大きな重圧があった。近江の林優樹投手(三年)は試合後、スタンドで喜ぶ仲間を見上げて泣き崩れた。

 二年生で臨んだ昨夏は、先輩との継投で甲子園の8強まで進んだ。今年は「最後までマウンドを守りたい」と、一人で投げ切る力を身に付けてきた。冬の間はスタミナを養うために、走り込みを徹底。下半身を鍛え、直球の伸びが増した。今春の近畿大会を十六年ぶりに制すと、今大会は優勝候補筆頭と目され、ライバルチームは「打倒近江」を合言葉に挑んできた。

 この試合では準決勝から解禁したというチェンジアップと、コースに決まる直球を組み合わせ、9奪三振。相手打線を5安打に抑え、寄せ付けなかった。

 四回1死二、三塁のピンチではスクイズを有馬諒(りょう)捕手(同)がミットを動かしたのを見て、林投手は「外せるだけ外した」と外角に直球を投げ、空振りさせて切り抜けた。「有馬とは息がピッタリ」と全幅の信頼を寄せる、昨夏からバッテリーを組む相方との連係が光った。

 昨夏の甲子園では1点リードの九回に、金足農(秋田県)に2点スクイズを決められ、逆転サヨナラ負けを喫した。「あの敗戦があるから、今の自分がある」と、林投手は悔しさを胸に練習に打ち込んできた。「一年間は、長いようで短かった。8強の壁を乗り越えたい」。一年間で大きく成長したエースが、再び大舞台に挑む。

 (柳昂介)

 

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