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暴行で長男失った母が湖西中で講演 「いじめなくして」

聡至さんが生前履いていた靴を手にして、事件への思いを語る高松さん=高島市新旭町の湖西中で

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 「命の大切さを学ぶ教室」が九日、高島市新旭町の湖西中学校であり、同級生からの集団暴行で当時十五歳だった長男を亡くした高松由美子さん(64)=兵庫県=が、全校生徒二百九十七人を前に講演した。

 高松さんの長男聡至さんは、一九九七年に自宅近くの神社で友人ら十人から集団暴行を受け、九日後に死亡した。加害少年たちは傷害致死容疑で逮捕され、全員が少年院に送られた。

 講演で高松さんは、「聡至がどんな心境で暴行を受けていたのかと考えるたびにつらく、助けられなかった無力感にさいなまれる」と語り、今も聡至さんの部屋を片付けられないでいると明かした。

 「二十二年がたっても、聡至を返してという思いと、家族の人生が変わってしまったことが悔しい」と声を震わせ、「みんなには、いじめや暴力をなくし、犯罪の加害者にも被害者にもならずに、命を未来につないでほしい」と訴えた。

 講演を聴いて、三年の上山詩樹さんは「命の大切さを胸に刻んで、周囲でいじめなどに悩んでいる人がいたら、SOSを感じ取っていけるようになりたい」と話した。

 (芳賀美幸)

 

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