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県内クマ出没、6月過去5年で最多

男性がクマに襲われた現場周辺で、啓発をする高島市の広報車=高島市今津町梅原で

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 県内では6月、クマの出没が急増し、過去5年間で最多となった。23日には高島市今津町梅原で、自宅の庭に現れた子グマ2頭を追い払おうとした男性(70)が、近くにいた親グマに襲われ、軽傷を負う事案も発生した。県や高島市などは、連日パトロールを行い、クマとの遭遇を避けるよう住民に注意を呼び掛けている。

 県のクマの出没状況は、4月が1件、5月が11件だったが、6月は33件と急増した。地域別では、4月以降で高島市が16件、大津市が12件、長浜市が9件、米原市で6件、東近江市と近江八幡市が1件ずつ。山間部やその周辺で出没が続いている。男性が襲われた集落も山麓の林の中で、獣害防止用の柵より山側に位置していた。

 県自然環境保全課によると、初夏の時期に出没するクマは、人に不慣れで状況判断が甘い若い個体が多く、集落近くまでさまよい出てくる可能性もあるという。県と高島市は、この集落周辺を朝晩2回、広報車で巡回し「クマの出没が相次いでいる。収穫物や草刈り機の燃料の保管場所に注意して」と啓発している。

 県内に生息するのはツキノワグマ。同課の担当者は「ツキノワグマは本来、臆病。遭遇しないことが、被害防止につながる」と強調する。「早朝や夕方に出没するため、この時間の外出は極力避ける」「食べ物のにおいで来てしまうので、生ごみや、庭の木の果物などを放置しない」ことが重要だという。

 それでも遭遇してしまった場合、クマの側もパニックになり、襲われる危険もあるという。担当者は「万一の時は、背を見せずにゆっくり後退し、クマを刺激しないように。自分の急所を隠して」と説明している。

 (岡屋京佑)

 【土平編集委員のコメント】今日紹介したのは、滋賀県全域を対象にした広域滋賀版の記事です。以前も書いたことがありますが、長野県で勤務していたころは、よく野生動物を目撃しました。サル、カモシカ、シカ、そしてクマ。山沿いの道路で前方を横断しているクマを見ましたが、車に乗っていたこともあって、それほど恐怖を感じませんでした。記事によると、滋賀県内の6月のクマの出没は前月比3倍の33件。自宅の庭に現れたケースもあり、私の体験とは比べようもない恐ろしさでしょう。記事によると、この時期に出没するのは「人に不慣れで状況判断が甘い若い個体が多い」とか。何より遭遇しないようにすることが一番の対策のようです。

 

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