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児童文学作家の角野栄子さん講演 彦根

幼少期から物語を読むことの大切さを説く角野さん=6月30日、彦根市立図書館で

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 「魔女の宅急便」などの著書で知られる児童文学作家の角野栄子さんの講演会が、彦根市尾末町の市立図書館であり、市民ら六十人が参加した。角野さんは「本の持つ豊かな世界観を大切にしてほしい」と幼少期から物語を読むことの大切さを説いた。

 角野さんは、親が子どもに絵本の読み聞かせをするのは「『読書』ではなく、あくまで『聞き書』だ」と分類。活字に触れていく大人になるには「不十分」とし、「本のページを自分の手でめくりながら、空想の世界に思いを巡らすような経験が重要だ」と話した。

 また、本を読む子どもが少なくなっている現状を「本を読む大人が少なくなっているからだ」と分析。「本を読んでいる姿を見せれば、子どもも『何を読んでるの』と本に興味を示すようになる」と訴えた。

 角野さんは「ルイジンニョ少年−ブラジルをたずねて」で作家デビュー。その後も数多くの児童文学作品を送り出し、二〇一八年には児童文学のノーベル賞といわれる「国際アンデルセン賞作家賞」に選ばれた。

 講演会は、図書館で絵本の読み聞かせを企画する「ひこね児童図書研究グループ」が、設立四十周年を記念して開催した。

 (大橋貴史)

 

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