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「いちごバター」人気商品に 豊郷・市川農場が開発

「いちごバター」を手にする市川社長=豊郷町吉田で

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 豊郷町吉田の市川農場が「いちごバター」を開発した。百九十グラム千二百円の逸品は販売を始めて二カ月で二千個以上売り上げる人気商品に。市川健治社長(43)は「本当にいい商品に仕上がった。今後はギフトセットなども考案したい」と力を込める。

 八年前に食品会社を退職し、農業を始めた市川社長。一三年に法人化して畑の面積も広げ、現在は千五百平方メートルの畑でイチゴを育てている。朝摘みのイチゴは、地元の直売所だけでなく、京都市内の百貨店に並ぶほどの好評ぶりだ。

 それでも、イチゴのシーズンは十二月から六月。通年販売できる商品を作りたいと思った時、娘がイチゴをつぶしてバターと混ぜて食べている姿を見て、いちごバターを思い付いた。

 配合を変えながら、試作を重ねること五回。バターとイチゴの割合を同率にし、濃厚で程よい甘さの商品が出来上がった。淡いピンク色で、果肉の食感も楽しめる。

 一番悩んだのは、値段設定だ。材料費や加工費を考えると千二百円が打倒だが、高すぎるのではないかと模索した。一方、一個千三百円以上するイチゴジャムがあることも知り、「高級路線で勝負しよう」と決意。国産バターを使い、ラベルはシンプルで上品なデザインにした。

 初めて作った四百個を大津市内の道の駅に出荷すると、四日後に再出荷の依頼が舞い込んだ。東京都内の食品会社からの注文もあった。「イチゴの商品開発は、就農したときからの悲願」と市川社長。「大量のイチゴを使うので、農家だからこそできる商品だと思う。今後は海外進出も含め、販路を広げていきたい」と意気込む。

 いちごバターは、JA東びわこの直売所で購入できる。(問)市川農場=090(2937)3301

 (安江紗那子)

 

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