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八幡堀、西の湖の保全は「英断」 近江八幡、3人たたえ石碑

除幕した石碑を囲む出席者=近江八幡市為心町元で

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 近江八幡市のハートランド推進財団と近江八幡青年会議所は十二日、一九七〇〜九〇年代の八幡堀と西の湖の保存再生運動に理解を示した当時の県土木事務所長など三人の公務員に、謝意を表す石碑を、同市為心町元の白雲館敷地内で除幕した。

 八幡堀は、安土桃山時代に豊臣秀次が築いた全長六キロの水路。六〇年代後半以降、生活排水などでヘドロがたまって悪臭を放つようになり、地元から苦情が出たため、市は七二年に堀の埋め立て計画を発表した。

 だが、同会議所の理事長で、後に市長も務めた川端五兵衛さん(81)らが中心となって、埋め立てへの反対運動を展開。当時の県土木事務所長の岡沢重利さんと建設省河川局長の増岡康治さんに掛け合い、工事の中止と堀の浚渫(しゅんせつ)予算を認めてもらうことで、計画を撤回させることができた。

 西の湖は、琵琶湖最大の内湖。九九年に湖中堤の整備計画が浮上したが、湖水を悪化させる恐れがあったため、当時の市長の川端さんが同河川局長の竹村公太郎さんに進言し、後に計画の中止が決まった。

 石碑には岡沢さんら三人の名前とともに、こうした過去のいきさつを刻んだ。除幕式には、岡沢さんの遺族や三日月大造知事、武村正義元知事、嘉田由紀子前知事などが出席。川端さんは、「三人の皆さんが英断を下されたことで、今の八幡堀や西の湖の優れた景観につながっている。一人でも多くの人に知ってもらいたい」と話した。

 (平井剛)

 

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