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国の文化財に宿泊できます 多賀「旧一圓家住宅」

宿泊施設としてリニューアルオープンする旧一圓家住宅=多賀町一円で

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 多賀町一円、国の登録有形文化財「旧一圓(いちえん)家住宅」が、宿泊施設・多賀さとの宿 一圓屋敷としてリニューアルオープンする。九日に内覧会があり、地元や報道関係者らに施設が公開された。オープンは六月一日で、宿泊の予約を受け付けている。

 一圓家住宅は、庄屋だった一圓家が安政四(一八五七)年に建設した木造二階建て、延べ五百六十平方メートルの建物。江戸後期の建築様式をそのまま残し、池泉(ちせん)回遊式の日本庭園もある。二〇〇八年に一圓家から滋賀大や滋賀県立大の教授、町民有志らで組織するNPO法人彦根景観フォーラムに譲渡され、町おこしの拠点施設として昨年まで植物観察会や農家レストランなどに活用されてきた。

 リニューアルは、同フォーラムが老朽化が進む文化財の将来に不安を抱き、「建物の良さを残しながら宿泊施設としての利便性や収益性をもった施設に」と構想。活動に携わってきた有志らで「合同会社さとやま多賀」を設立し、国の補助を受け二千万円かけて宿泊施設として整備した。

雰囲気のある寝室=多賀町一円で

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 宿泊と自転車で里山を散歩する里山ガイドツアーが事業の中核。部屋は三部屋あり、宿泊料金は一泊二食付き一人一万三千五百円(税別)。食事は、新鮮な地元の野菜と地鶏を使い、すき焼き風に味付けした「じゅんじゅん」が夕ご飯のメイン。朝は、産みたての卵を使用した「卵かけご飯」を用意。

 内覧会で集まった久保久良町長や、さとやま多賀の桂善蔵代表、これまで活動に携わってきたメンバーらの前で、同町の元地域おこし協力隊員で施設チーフマネジャーの山下政満さん(45)は「移住した人間だからこそ分かる多賀の魅力を伝えていきたい」と決意を述べた。事前予約制で金、土、日曜と春・夏休み期間に営業。(問)多賀さとの宿 一圓屋敷=0749(20)8275

 (前嶋英則)

 

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