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世界を目指し「食」授業 立命館大と仏・教育機関が連携

野菜の切り方を指導するコンパニーさん(左)=草津市野路東の立命館大びわこ・くさつキャンパスで

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 世界二十カ国で調理や食に関するビジネスなどを指導する教育機関「ル・コルドン・ブルー」と、立命館大の共同プログラムが開講し、二月下旬に立命館大びわこ・くさつキャンパス(草津市野路東)で授業が公開された。大学と同機関との連携プログラムは、日本では初めて。昨年四月に新設された食マネジメント学部の一期生三百五十五人から、十六人が参加した。

 ル・コルドン・ブルーは一八九五年にパリで創設され、欧州やアジアなど二十カ国に約三十五校を展開している。国内では一九九一年に東京に開設され、神戸校も含めて二校ある。プログラムの修了証があれば、世界各国のレストランや食産業に携わる企業への就職を目指す際に、一目置かれるという。

 立命館大とのプログラムは、レストランや商社、メーカー、ジャーナリストなど、食に関わる多様な分野で活躍できる人材の育成が目的。調理だけでなく、食材管理や経営などのマネジメントに関する授業も多くあり、三年生以降には、ワインについても学ぶ。

 生徒は一年生の後半から四年生にかけて、二十二単位分の授業と、ほかにル・コルドン・ブルーの基礎講座、インターンシップなど五百三十時間以上のプログラムを受ける。このため、大学の授業料とは別に、四年間で約百三十万円の費用がかかる。

 この日は、プログラムのエグゼクティブシェフを務め、英国のホテルでダイアナ妃などに料理を提供した経験もあるジル・コンパニーさんが、授業をした。揚げ物や野菜の切り方など、調理の基礎を実演を交えながら指導。「揚げ物はビールや炭酸水を使うと衣が軽くなる」「豚肉や鳥肉は特にバクテリアが多いので、調理をする時は火が通っているかに注意をする」などとアドバイス。生徒たちはメモを取ったり、スマートフォンで調理の様子を撮影したりしていた。

 一年生の早川金秀さん(19)は「盛りつけが非常に参考になる。将来、岐阜にある実家の中華料理店を継ぎたいので、食品やスタッフを管理する能力を勉強したい」と意気込んでいた。

 コンパニーさんは「生徒たちは熱意があり、集中力をもって臨んでくれる。生徒が世界に目線を向け、自らの殻を破ってくれるよう教えている」と成長に期待していた。

 (柳昂介)

 

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