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渡り鳥オオバンが3年連続減 県が生息状況発表

県内での観測数が大幅に減少しているオオバン=大津市内の琵琶湖で

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 県は、一月に琵琶湖など県内の水辺で観測した、水鳥の生息状況の調査結果を発表した。今回は前年比千百六十羽(1・1%)減の十万八千九百十三羽を観察。クイナ科の渡り鳥オオバンが一万八千七百五十二羽と最も多く見られたが、前年比では23・6%減で三年連続で減少した。

 オオバンは、二〇一二年に四万羽、一五年に六万羽、一六年に八万羽を超える数が観測されたが、一七年に半数を割る三万六千羽に減少。昨年は二万四千羽で、今年はついに二万羽を切った。調査に協力した日本野鳥の会滋賀保護研究部(守山市)の担当者は「原因は分からない」と前置きしつつ、「分布が変わったことが考えられる。オオバンは北海道やユーラシア大陸の北の方から来る。以前に中国で減少した時に、滋賀で観測数が増えた。それがまた移動したのでは。琵琶湖の生態系が変わったからではないと思う」と話す。また、観測地点ではない県内の内陸部に生息する可能性も指摘した。

 一方で、マガモは前年比22・0%増の一万六千三百九十七羽。マガモを含むカモ科は同7・0%増で、観測された上位六種のうち五種を占めた。そのほか、カモメ科は同32・4%減の九百九十一羽で、現行の調査体制になった〇九年以来、初めて千羽を切った。カイツブリ科は同2・0%減の五千七百九十六羽だった。

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 観察対象は、アビ科、ウ科、カイツブリ科、カモ科、カモメ科、クイナ科で、今回は三十六種が見られた。一月四〜十四日に、内湖や河川など県内百八十四カ所で、日本野鳥の会滋賀を中心に、県野鳥の会、湖北野鳥の会などの会員計四十五人で実施した。県自然環境保全課は「水鳥は群れで移動することが多く、今回の結果のみで増減を判断することはできない」としている。

 (堀尾法道)

 

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