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新ごみ処理施設候補地、白紙化で調整 彦根愛知犬上広域行政組合

 彦根市と周辺自治体の多賀、豊郷、甲良、愛荘町の一市四町でつくる「彦根愛知犬上広域行政組合」が、愛荘町竹原に建設を予定している新ごみ処理施設の候補地を白紙化する方針で水面下の調整を進めていることが、関係者への取材で分かった。

 二月二十八日夜に行われた同組合管理者の大久保貴彦根市長ら一市四町の首長と、議員の代表者が集まる非公式の意見交換の場で、候補地の白紙化を前提とした今後の対応策について協議が交わされた。

 建設地を巡っては、公募で集まった彦根市三カ所、愛荘町二カ所から有識者らが優先付けをした報告書を各自治体の首長でつくる管理者会に提出。その後、最終決定権のあった大久保市長が優先順位二位の愛荘町竹原に決めたが、この決定に周辺の自治会からの反対運動や一市四町選出の議員でつくる広域行政組合議会から反発が強まるなど迷走が続いていた。

 組合議会の中でも過半数を占める彦根市選出の市議からは「人口の多くゴミの多い彦根市から愛荘町まで運送コストがかさむ」「二位の候補地を選んだ明確な説明がない」などと反対意見が根強く、建設工事に関わる予算案をすべて否決する対抗措置に出ている。

 二十二日の組合議会では「これ以上不毛な議論を続けるのは時間の無駄だ」として候補地の白紙撤回を求める決議案を全会一致で可決。これを受け、管理者会も候補地を見直さざるを得ない状況となった。

 施設は二〇二二年をめどに工事着工、二七年の稼働を目指すが、今後の議論次第では遅れが出る可能性もある。今月中にも、五候補地の自治会から改めて誘致の意向に変わりがないかどうか、聞き取りをした上で正式に決定するとみられる。

 (大橋貴史)

 

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