統一地方選2019

メニュー

強い気持ちで人口減対策 鈴木英敬さん単独インタビュー

2019年4月9日

知事選から一夜明け、新聞に目を通す鈴木英敬知事=津市岩田で

写真

 鈴木英敬さんは8日、本紙の単独インタビューで「経済は良い方向に向かっているので、限られた予算で福祉に力を入れる」と3期目への考えを語った。国政に転身するとの見方があることには「任期を全うする」と強調した。

(聞き手・森耕一)

 −積極的に県内を回る選挙だった。

 全市町を最低二回りした。知事という肩書を脱いで、一政治家として県民と向き合う機会になった。知事という強大な権力を持った立場で長年いると、人間は閉鎖的になり、上から目線になることもある。二期八年でさえ、嫌なことが耳に入りにくくなった。謙虚であり続けるには、こういう機会が必要だ。

 −選挙戦では伊勢志摩サミット誘致の実績より福祉分野の訴えが多かった。

 経済は良い流れになっている。県財政が厳しい中で優先順位を決めるときに、医師確保や待機児童解消、児童虐待対策など、県民に実感を伴う身近な福祉を優先することが大事だ。演説で何度も「命より重いものはない」と訴えた。

 −人口減や高齢化対策は全国的にも課題だ。

 山間部へ演説に行って、八十、九十代の人たちから「地域が元気になるようにやってよ」と切実な声を聞いた。人口減対策で三重から全国に通じる新しいモデルをつくるくらいの意気込みでやりたい。三重は大学生に県内に残ってもらうことができていない。若者を定着させ、人口減に歯止めをかける必要がある。強い気持ちでやる。

 −数年以内に財政再建のめどをつけると訴えた。県民が予算編成に関わる「参加型予算」も公約に盛り込んだ。

 本年度中に次の四年間の県の行動計画をつくるので、それに合わせて再建計画もつくりたい。

 参加型予算は来年度の予算編成に取り入れたい。パリなどで行われているが、多額ではなくても県庁内だけではない多様な発想で全体の予算を見てもらい、「ここが足りないから僕らが提案しよう」となるといい。県民が参加しているという意識が大事だ。

 −多選への意見は。

 一定のところで変化を県民が求めるのは当然だ。

 −常に国政転身のうわさがある。

 今は四年間の任期をしっかり全うすることしか考えていない。

 

統一地方選の日程

前半戦
知事 告示3/21(木)
政令指定市 市長 告示3/24(日)
県議 告示3/29(金)
政令指定市 市議 告示
投開票4/7(日)
後半戦
一般市長、一般市議 告示4/14(日)
町村長、町村議 告示4/16(火)
投開票4/21(日)
ページトップに戻る

Copyright © The Chunichi Shimbun, All Rights Reserved.