トップ > 長野 > 12月2日の記事一覧 > 記事

ここから本文

長野

災害時、高齢者や障害者の避難探る 長野で勉強会

手話を交えて意見を発表する聴覚障害者の参加者(左)=長野市のふれあい福祉センターで

写真

 台風19号による千曲川の氾濫で大きな被害が出た長野市で一日、災害時に高齢者や障害者が安全に避難する方法を考える勉強会が開かれた。関係者五十人が参加し、今後災害が起きた際にどのように避難行動を取るべきかを議論した。

 障害者支援をする企業などでつくる「障がい者と災害を考える市民の会」が主催。代表で視覚障害者の池田純さん(67)は「災害時は高齢者と障害者が犠牲になりやすい」と指摘し、点字のハザードマップやファクスで避難情報を受信できるサービスを紹介した。

 市は災害時、自分で自分の身を守ってほしいと呼び掛けているが、視覚障害のある参加者から「私たちは支援者と一緒でなければ逃げられない。避難所に行っても助けを求めて声を上げられない人もいる」との切実な声も聞かれた。

 参加者の中には、今回の台風災害で障害があることから避難をためらった人も。松代地区の鈴木武蔵(たけお)さん(51)の小学六年の長男(11)は重度の知的障害があり、集団の中でパニックを起こしやすいため、避難情報が出た後も、避難所で他の被災者に迷惑をかけてしまうのではないかと考えて自宅二階に避難することを決めたという。

 鈴木さんは「障害者が避難できる福祉避難所を、最初から開設するべきなのではないか」と意見を述べた。

 (城石愛麻)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山
地方選挙

Search | 検索