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御嶽山、登山道パンフ作り進める 木曽・三岳小児童

山下さん(左)からパンフレットに載せる絵の指導を受ける児童=木曽町三岳小で

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 御嶽山麓にある木曽町三岳小学校の6年生4人が、町内の黒沢口登山道の魅力を紹介するパンフレット作りを進めている。かつて御嶽信仰の信者が歩いた「御嶽古道」をPRする木曽おんたけ観光局の事業の一環。御嶽山で荷物を運ぶ強力で空間デザイナーの山下勝彦さん(44)=同町三岳=から指導を受けながら「地元の山の魅力を知ってほしい」と意気込んでいる。

 木曽おんたけ観光局は二〇一七年に「御嶽古道プロジェクト」を立ち上げ、古道を確認したり標柱を設置したりしてきた。プロジェクトリーダーの山下さんを中心に古道の道のりを紹介するパンフレット「御嶽古道 一ノ巻」を三月に発行。同町福島の行人橋−同町三岳の御嶽神社里宮をイラストで描いている。今後、王滝村側も含めた第二、三弾を作るという。

 三岳小児童のパンフレットは「一ノ巻」の“番外編”の位置付け。九月に学校登山で剣ケ峰山頂まで登った児童たちが、登山道の樹林帯や山小屋、頂上の御嶽神社などを山下さんの絵柄に合わせて描き、紹介する。登山の経験を生かして「硫黄のにおいが強烈になってくるよ!」「火山灰がのこってるから雨の日はすべらないようにきをつけて」などのコメントも添えた。

児童たちが作っているパンフレットの原案。登山した時の感想や山小屋の情報が書き加えられている=木曽町三岳小で

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 地域学習での取り組みで、二十五日の作業では生息するオコジョやライチョウ、開山した覚明行者の銅像など登山中に遭遇するものを描いたり、防災知識や登山の心構えを盛り込んだ紹介文を考えたりした。パンフレットは来年二月の完成を目指している。

 南村凌君(11)は「登りがいがある山。活火山で危ないけど良いところもたくさんある」。君口美咲さん(11)も「歴史があり、自然がきれいな御嶽山の魅力を伝えたい」と意気込む。

 山下さんは「プロジェクトは御嶽山に対する思いを次世代に引き継いでいく意味もある」と話す。

 (中田弦)

 

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