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2年ぶりの花園挑戦、飯田高が練習励む ラグビー、目標は「打倒シード」

全国大会出場を決めた飯田高ラグビー班=長野市の南長野運動公園総合球技場で

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 激戦の県大会を制した飯田高のラグビー班が、十二月二十七日に大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開幕する全国大会に向けて、気持ちを新たに練習を再開した。飯田の花園出場は二年ぶり九回目。目標は前回果たせなかった「打倒・シード校」で、選手や監督は「ここからの二カ月でシード校と勝負できるようなチームづくりをしたい」と燃えている。

 飯田は、三十人の部員の半数が、飯田下伊那地域の中学生が集まる「南信州Jr.ラグビースクール」に入っていた。うち井原啓太主将ら三年生六人は、全国大会で準優勝を経験。二年前の花園で当時一年生ながら主力として戦った四人も残り、三十年以上の指導者歴がある湯沢一道監督は「これだけ良い選手がそろうことはなかなかない。三年が倍いればシード校にも勝てる」と自負する。

 もともとの経験値と能力の高い選手たちは、綿密なトレーニングと栄養の専門家を招いた食事管理で身体面の強化も図った。一年時は六六キロだった体重を八二キロまで増やしたCTBの黒沢稔生選手(三年)は「十六キロ増だが、チーム内ではそんなにすごくない」。皆が入学時とは見違える肉体を手に入れ、相手の守備網を突破するパワーが向上したという。

 今年は、バックスとフォワード(FW)のバランスが取れたチームに仕上がった。バックスはWTBの平田貴大(三年)、塚平康生(二年)の両選手、CTBの黒沢、横前耕太郎(三年)の両選手、FB矢嶋智彦選手(同)ら俊足ぞろい。全国大会のシード校に劣らぬ力を持ち、県大会準決勝で計14トライのうち11トライを、決勝では全5トライをバックスが決めた。

ゴール前でパスを受け、岡谷工の守備網を突破して攻め込む飯田・平田選手(左)=長野市の南長野運動公園総合球技場で

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 FWも準決、決勝ともにボール争奪戦で体を張って奮闘。そんなFWも加わった華麗な展開ラグビーを粘り強い守備とともに磨いてきたといい、井原主将も一昨年と比べ成長した点を聞かれると「経験者が多く集まるバックスを中心にサイドから展開する力」と胸を張って答えた。

 揺るぎない実力を誇るが、県大会決勝の後半では、反則を起点に岡谷工の猛攻を許した。湯沢監督は試合後「こんなに反則を取られた試合は初めて」と苦笑。「点差以上に地力の差はあったが、独り相撲で自滅しかけた。例年になく力のあるチームだが、まだまだ全国のシード校には及ばない」と冷静に分析。ただ「苦し紛れの反則ではないので修正は効く」とも語り、この試合を新たな成長の糧にしようと喜びもつかの間、気を引き締めている。

 前回の花園では、二回戦でシード校の桐蔭学園(神奈川)に0−120の大敗を喫した。肌身で強豪との差や悔しさを感じた黒沢選手も「ミスは花園では致命傷になる」。さらなるレベルアップを誓い、花園で二勝の夢に再トライする。

 (伊勢村優樹)

 

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