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長野復旧へ、ボランティア続々 台風19号、3度目の週末

民家の庭に積み重なった土砂を片付けるボランティア=長野市穂保で

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 各地で大きな被害をもたらした台風19号の上陸から3週間を迎えた2日、千曲川の堤防決壊で広範囲に浸水した長野市には各地からボランティアが続々と集まった。被災後の休日は大勢のボランティア活動が期待されてきたが、悪天候でたびたび中断。2日からの3連休は晴れか曇りと予想されており「冷え込みが強まる前に少しでも復旧を」と支援活動を本格化させる。

 県社会福祉協議会によると、二日に長野市内の被災地に駆け付けたボランティアは二千七十人(速報値)。三連休中は長野駅からの無料送迎バスを増便しており、多くの支援が見込まれている。

 堤防決壊現場となった長野市穂保地区では上田市の会社員安藤茂男さん(50)が被災家屋の泥のかき出しに駆け付けた。先週末も被災地を訪れたが、降雨のためにすぐに引き返さざるを得なかった。「今日はある程度作業ができたが、まだまだ終わりは見えない」と気持ちを引き締めていた。

 信濃町のボランティア団体代表吉村誠司さん(54)は、被災地から支援のニーズなどを聞き取り、ボランティアを派遣している。「これから冬が来る。十一月中が勝負だ」と話し、平日のボランティア活動にも期待を寄せた。

 立命館大三年の三田和佳さん(21)は長野市でのボランティアは三回目。浸水した同市長沼支所で片付けを手伝った。「泥だしや家具の運び出しを何回もしているが、作業は山のようにある。なんとか力になりたい」

 台風19号では東日本の広範囲が被災し、ボランティアが分散。県内でも先月二十日の三千人余りをピークに思うように集まらず、支援は追いついていない。阿部守一知事は「三連休が多くの支援をいただくもっとも重要な節目になる」と呼び掛けていた。

うずたかく積まれた災害ごみを片付けるボランティア=長野市穂保で

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 それだけに、被災者も三連休中のボランティア活動に期待を寄せる。穂保地区の自宅が浸水、全壊した会社員米沢まゆみさん(58)は、ボランティアに自宅の泥のかき出しを手伝ってもらった。「家族だけでは作業はできなかった。ボランティアがいるから市役所での手続きや仮住まいを探す余裕もできた。本当にありがたい」

 穂保地区で被災した義父の家の片付けに追われていた長野市の会社員山口正二さん(52)の元にも多くのボランティアが駆け付けた。「この三連休がヤマ場だ。寒くなる前に、作業をできるだけ終わらせたい」と話していた。

 (日下部弘太、渡辺陽太郎、今坂直暉)

 

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