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滝、公表値より高かった 国名勝、須坂・米子瀑布群

紅葉との競演が美しい国名勝「米子瀑布群」の不動滝(右)と権現滝(左)=須坂市観光協会提供

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 国の名勝に指定されている須坂市の観光名所「米子瀑布(よなこばくふ)群」を代表する「不動滝」と「権現(ごんげん)滝」について公表されてきた数値より二〜四メートル高いことが市の調査で分かった。一帯を流れる他の滝も公表数の倍近くあることも判明。これまでの数字は推計でしかなく、市は付近の看板やパンフレットで示してきた数値の書き換えに追われている。

 瀑布群については、二〇一六年に国から名勝に指定された。「日本の滝百選」に数えられ、毎年十月の紅葉シーズンには付近で交通渋滞が発生するほどの人気観光スポットとして知られる。同年放送のNHK大河ドラマ「真田丸」のオープニング映像に使われたことも話題を呼んだ。

 しかし、長く滝の高さの正確な調査は行われず、市によると、名勝指定の際には、空中から撮影した写真を基に、市が推計した数値で申請していた。

 市は「保存活用計画」を策定するため、今年五月に不動滝と権現滝の高さを地上から初めてレーザーで測量。推計値と比べて不動滝は四メートル高い八十九メートル、権現滝は二メートル高い八十二メートルであることが判明した。市教委の担当は、誤差が生じた理由を「滝の落ち口付近に木が生い茂っていてよく見えなかったからではないか」とみる。

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 瀑布群は幅が一キロほどあり、そこからは不動滝と権現滝のほか、複数の滝が流れている。降雨後にしか目にすることができない滝もあり、市はこれまで滝の総数を「十数本」としてきたが、今回の調査で二十本あることも分かった。

 公表値の修正を受け、市は瀑布群を訪れる人たちが利用する駐車場の看板や観光用パンフレットで紹介してきた不動滝の高さを「八十五」から「八十九」に、権現滝を「八十」から「八十二」と書き換えを進めている。市教委の担当者は「ますます多くの人に注目してもらえれば」と話している。

 (城石愛麻)

 【土平編集委員のコメント】今日紹介したのは、長野県全域を対象にした信州版の記事です。須坂市観光協会の方がPRのために弊社を訪れた際に、何度か話をしたことがあります。その際に話題になったのが「米子瀑布(ばくふ)群」。2016年に放送されたNHK大河ドラマ「真田丸」のオープニング映像に使われたことで「すごい人気なんです」と、うれしそうに話していたことを覚えています。その滝の高さが公表値より高かったとの今回の話題。パンフレットの書き換えなどは大変でしょうが、よりスケールアップしたわけで「うれしい悲鳴」というところでしょうか。

 

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