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天龍峡大橋、新たな飯田の顔に 11月17日開通

開通日が11月17日に決まった三遠南信道の「天龍峡大橋」一帯=飯田国道事務所提供

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 飯田国道事務所は八日、三遠南信自動車道を形成する飯喬道路のうち、飯田市の新たな顔として期待される「天龍峡大橋」を含む天龍峡IC(同市川路)−龍江IC(同市龍江)の四キロが、十一月十七日に開通すると発表した。名勝天龍峡をはじめとする観光や産業の活性化、安全性の向上が期待される。仮称だった天龍峡大橋や両IC区間に整備する千代IC(同市千栄)の名称も正式決定した。

 飯喬道路は、三遠南信道の起点である飯田山本IC(同市山本)−喬木IC(喬木村氏乗)の二二・一キロ。二〇〇八年に飯田山本IC−天龍峡ICの七・二キロが、一八年には龍江IC−飯田上久堅・喬木富田IC(同市上久堅)の三・四キロが開通しており、これで山本から上久堅までの一四・六キロがつながり、無料で通行できる。

 未供用区間は飯田上久堅・喬木富田IC−喬木IC間の七・五キロのみになる。国道事務所は開通時期を明らかにしていないが「できるだけ早く供用開始ができるよう工事を進めていく」とした。

 今回の区間開通では、飯田市が取り組む天龍峡を中心とし、各地区の特産を生かした周遊観光の振興が期待される。龍江ICから中央道への所要時間は現況の十六分から十分に短縮。同IC付近では同市が新産業団地を造成しておりさらなる産業活性化につながり、南信州広域連合が稼働する同市下久堅稲葉のごみ焼却施設へのごみの運搬は現状の狭い市道を避けられ、運搬時間短縮と運転手の負荷が軽減されるという。

 三遠南信道は飯田市から浜松市北区を結ぶ延長約百キロ。今回の区間開通で約五十九キロ(六割)が開通する。

◆桁下歩道の愛称「そらさんぽ天龍峡」

愛称が「そらさんぽ天龍峡」に決まった歩道。天龍峡大橋のアーチと車道桁との間に幅2メートルで設けられる=飯田国道事務所提供

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 飯田市は八日、大橋の車道下に設ける桁下歩道の愛称を「そらさんぽ天龍峡」に決めたと発表した。十一月十日に、大橋を含む天龍峡ICから龍江ICの区間四キロを歩くイベントを開くことも明らかにした。

 開通日の決定を受け牧野光朗市長は「利便性向上や地域活性化、県境を越えた交流人口の拡大、災害に強い交通の確保など、地域振興にもたらす効果に大きく期待する」との談話を発表。特に竜東地区へのアクセスは格段に向上することから「中山間振興はこれまでとは異なるアプローチを行うチャンスが到来した」と大きな期待を寄せた。

 市によると、愛称は七月の一カ月間公募し、全国から二百九十一点が寄せられた。「空の上を散歩するイメージ」で発案した飯田市の平岩真由美さんの「そらさんぽ」に決定。天龍峡を加えて愛称としたという。

 歩道は地上八十メートルの空中回廊となり、天龍峡を一望できる飯田の新名所として期待される。

歩道の内部=飯田国道事務所提供

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 十一月十日の「天龍峡IC・千代IC・龍江IC開通記念プレイベント」は午前九時半〜午後三時、大橋と同じ日に天龍峡ICに併設してオープンする天龍峡PAを主会場に開かれる。事前申し込みや参加費は不要。川路多目的グラウンドなどからシャトルバスも運行する。

 (伊勢村優樹)

 

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