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登山者検診で体力知って夏山へ 松本協立病院

CPXに使用する装置と市川医師=松本市の松本協立病院で

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 本格的な夏山シーズンを前に、自分の体力や疾患を知り、登山計画に生かしてもらおうと、松本協立病院(松本市巾上)は五月から「登山者検診」を始めた。全国的にも珍しい取り組みという。

 検診を担当するのは、登山愛好家の市川智英医師(39)=名古屋市出身。循環器と不整脈の専門医で、国際山岳医の資格を持つ。山好きが高じて昨年四月、松本に移住した。

 市川医師によると、山岳遭難で亡くなる人のうち、二割ほどが心臓突然死だという。市川医師は「多くの人が心臓病を抱えていることを知らないまま山に登っている」と指摘。体力不足による登山中の過度な疲労が、道迷いや転倒、滑落につながる可能性もあるという。

 検診は三時間ほどかかる。検査項目は、血液検査と心電図、呼吸機能検査、心肺運動負荷検査(CPX)など七項目。検査後、市川医師が診察、結果を説明する。

 CPXは血圧、心電図、呼気ガスを計測しながら、自転車のような装置をこぐ。運動負荷をかけた状態で心電図を評価することで、重症狭心症や不整脈を検出できる。どの程度の運動に耐えられるかの限界も測定できる。

 市川医師は「登山ルートによって必要な体力が違う。具体的にこの山に登りたいと提案してもらえれば、検査結果を踏まえたアドバイスができる」と話す。

 検診日は水曜午後。七月の三週目以降は金曜の午後になる。料金は基本コースが二万六千四百円。要予約。担当者は「病院はJR松本駅のすぐ近く。七月からは、金曜に検診を受けて土日に登山を楽しむなど、県外の登山愛好家にも利用してもらいたい」と話した。

 (問)松本協立病院健診課=0263(35)0479

 (中津芳子)

 

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