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JFL1年目、随所に存在感 アンリミテッド、12位

こぼれ球に反応し、左足で押し込むエフライン選手(手前)=大阪府豊中市の服部緑地陸上競技場で

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 日本フットボールリーグ(JFL)最終節となる第三十節の一日、鈴鹿アンリミテッドは大阪府豊中市の服部緑地陸上競技場で、FC大阪と対戦し、2−2で引き分けた。勝ち点1を加えて36(九勝九分け十二敗)とし、JFL一年目は全十六チーム中十二位だったが、随所に存在感も見せた。

 試合では、エフライン・リンタロウ選手が全得点を挙げた。今季計18点となり、得点王を獲得した。

 アンリミテッドは出だしから押される場面が続き、前半31分、ゴール前の浮き球を頭で決められて失点。だが、1分後にエフライン選手が味方選手のシュートのこぼれ球を詰めて同点とし、折り返した。双方とも決定機がつかめない中、エフライン選手が後半38分、ゴール前で倒されてPKを獲得。右隅にきっちりと決めて勝ち越したが、ロスタイムに追いつかれた。

 JFL参入に際し、監督にスペイン人の女性指導者、ミラさん(34)を迎えて臨んだ今季。ボールを保持し続けるスペイン流の攻撃的なサッカーと、日本人選手の特長の敏しょう性を組み合わせたプレースタイルを志向した。

 昨季の堅守とセットプレー重視からの転換だったが、試合終盤で失速して勝利を逃す場面も。十七節から四連敗した際も、三試合が逆転負けだった。藤田浩平主将は「JFL残留という最低限の結果は残せたが、勝ち点を取れる試合はもっとあった。勝って試合を締めくくることがチームの来季の課題」と話す。

 ただ、今季最終盤は守備が安定し、二十六節から負けなし。今季優勝のホンダFCや来季J3入りするFC今治にも土を付けた。「(二十七節で)残留を決め、気持ちの余裕が良い方向に出た。リーグにも慣れ、しっかり守りながらチャンスもつくれるようになった」と藤田主将。五〜十三位の勝ち点差は5と拮抗(きっこう)している。

 続投が決まっているミラ監督は「(私が)目指すサッカーを選手たちが体現してくれた。熟成度は70%で、センタリングからの失点など直せる細かなエラーはまだある。来季は慣れてくる部分もあり、より簡単に適応できると思う」と自信を見せた。

◆展開読み、嗅覚研ぎ澄ます 得点王・エフライン

 得点王に輝いたエフライン・リンタロウ選手は「みんなのおかげ。『リンタロウに取ってほしい』とカバーしてくれた」とチームメートに感謝する。

 第二節のテゲバジャーロ宮崎戦で今季初ゴールを含む4点を挙げたが、順風ではなかった。調子を落としてスタメンを四回はずされ、うち一回は途中出場もかなわなかった。常に危機感を持ち、「試合に出たらアピールしよう」とゴールを目指した。

 試合前に展開を読み、得点への嗅覚を研ぎ澄ます。FC大阪戦も「ボールがどこに来そうか、キープしたらどう動くか頭に入れていた」。1点目はこぼれ球をイメージ通りに詰めた。

 開幕当初は予想もしなかったという得点王。二季連続への意欲を問われ、「今年はチームが自分に合っていた」とかわしつつ「来年もたくさん点を取り、サポーターの笑顔が見たい」と目を輝かせた。

 (片山健生)

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