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高校サッカー、四中工2年連続全国へ 3−2で海星かわす

全国への切符をつかんだ四中工イレブン=鈴鹿市の三重交通Gスポーツの杜鈴鹿で

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 第九十八回全国高校サッカー選手権県大会の決勝が九日、鈴鹿市の三重交通Gスポーツの杜(もり)鈴鹿であり、四日市中央工業(四日市市)が海星(同)に3−2で競り勝ち、二年連続三十四回目の優勝を飾った。十二月三十日に東京・駒沢陸上競技場で開幕する全国大会に出場する。

 四中工は試合開始早々の前半3分、相手GKのファウルで獲得したPKを、MF森夢真選手(三年)がゴール右に決めて先制。その後も前線で相手守備陣からボールを奪ったチャンスをものにし、2点を追加した。

 決定機をつくれずにいた海星は後半21分、MF東川大将選手(三年)がゴール中央から左足を振り抜き、得点。25分にもFW鳥喰靖登選手(三年)が技ありのシュートを決めるなど、終了間際まで攻め続けたが、あと一歩及ばなかった。

◆名将の後任で監督1年目 伊室陽介さん「ほっとしている」

試合展開を見守る伊室監督=鈴鹿市の三重交通Gスポーツの杜鈴鹿で

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 試合終了の笛とともに膝から崩れ落ち、両手の拳を握りしめた。24年にわたりチームを率いた樋口士郎さんの後を引き継ぎ、1月から監督に就任。伝統校の重圧をはねのけ、チームを頂点に導いた伊室陽介さん(46)はただひと言、「ほっとしている」と率直な心境を語った。

 就任直後から取り組んだのは、選手に自らの考えを言語化できる力を身に付けさせること。毎週金曜日の早朝練習をやめ、読書の時間に充てた。落語家の故桂歌丸さんやプロサッカー選手の本田圭佑さんなど著名人のコラムを題材に、800字の感想文を課した。

 新たなスタイルがチームに浸透するまでには時間を要した。夏のインターハイでは初戦で0−5と大敗を喫し、チーム内に不協和音が生まれそうになったことも。自身の経験不足を責めながらも、「とにかくやるしかない」と日々の指導に全力を注いだ。

 この日の決勝ではベンチの指示が届かないほどの大歓声の中、選手同士が意思疎通を図り、1点のリードを守り切った。選手の成長を実感した瞬間だった。

 「全国に出ることは、私自身の成長にもつながる。県代表としても頑張りたい」。全国の舞台で新たな歴史をつくる。

 (神尾大樹)

 

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