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Bリーグへチーム引っ張るぞ ランポーレ三重に元プロ2選手

ランポーレ三重に加入した溝口選手(左)と高松選手=四日市市の四日市商高で

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 バスケットボールの社会人チーム「ランポーレ三重」に十月、元プロの二選手が加入した。県内では若手選手の受け皿が乏しく、競技を巡る環境は厳しい。人気と実力を兼ね備えたプロリーグ「Bリーグ」への参入の期待を背に、経験豊富なプレーでチームを引っ張る。

 ランポーレ三重は昨年九月、地元開催の三重とこわか国体を二〇二一年に控え、県内の競技力向上を目指して発足した。二十代前半の若い選手で構成し、Bリーグの下部にあたる地域リーグの東海・北信越リーグに所属する。

 今回、Bリーグ一部のレバンガ北海道から溝口秀人選手(32)、二部の山形ワイヴァンズから高松勇介選手(28)が国体の強化選手として加入した。ともに数々のBリーグチームを渡り歩いてきた豊富な経験を持つ。

 福岡県出身で、中学の先輩後輩という二人。最初に加入の打診を受けた溝口選手が、高松選手を誘った。練習環境など待遇面でプロとは大きな差があり、悩み抜いたという溝口選手は「ゼロからBリーグチームをつくる面白さに引かれた。出身ではないが、任されたからには全力で三重のバスケを盛り上げたい」と意気込む。

 だが、二人が挑む壁は高く、厚い。東海地域でも既にプロチームが存在する愛知や岐阜と異なる上、三重には強豪と呼ばれる実業団や大学も存在しないのが実情。県バスケットボール協会の担当者は「部活動としての人気は高いのに、その後の受け皿がなく人材が県外に流出している」と話す。

 それぞれの職場で働きながら活動する社会人チームは、メンバーがそろわずにチームでの練習を積めない難しさも抱える。溝口選手は「プロでの経験を踏まえ、限られた時間の中で頭を使った効率の良い練習をどんどん伝えたい」、高松選手も「厳しい環境に身を置き、ハングリーさを前面に出してプレーで引っ張りたい」と意気込む。

 協会の担当者は「Bリーグに昇格できれば、若い選手たちも地元で目標を持つことができる」と二人の活躍に期待を込める。チームは九日にホシザキ(愛知)、十日に石川ブルースパークスと、いずれも伊勢市宇治館町の三重交通Gスポーツの杜(もり)伊勢で対戦する。

 (須江政仁)

 <地域リーグ> 男子では北海道、東北、関東、東海・北信越、近畿、中国・四国・九州の6リーグに分かれる。各リーグの上位チームが出場できるチャンピオンシップで好成績を収め、かつ活動資金や試合会場の確保などの規定を満たしたチームが、Bリーグ昇格をかけて3部のB3との入れ替え戦に出場できる。

 

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