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猛烈な雨、尾鷲で627ミリ 18日夕から19日未明

 県南部は18日夕方から19日未明にかけ、総雨量600ミリを超える猛烈な雨となった。12日の台風19号に続き、2週連続で住宅浸水や土砂崩れが発生。交通網は乱れ、住民は避難所などで不安な夜を過ごした。

 県南部は停滞した前線に、南の暖かく湿った空気が流れ込み続け、長時間激しい雨が続いた。津地方気象台は18日夜、一時間に120ミリの猛烈な雨が降ったとして、尾鷲市、熊野市、紀北町、大台町に記録的短時間大雨情報を計6回、発表した。

 尾鷲市では降り始めからの雨量が、例年の10月の総雨量の1・6倍に達する627ミリを記録。御浜町では493ミリ、熊野市新鹿で383ミリ、紀北町紀伊長島で367ミリ、大台町宮川で360ミリとなった。

 南部の7市町が避難指示や勧告を発令。ピーク時で266世帯、361人が避難所に身を寄せた。尾鷲、熊野、志摩市と紀北町で住宅の浸水が発生。志摩市大王町船越では、浸水した住宅に取り残された80代の女性が消防のボートで救助され、けがはなかった。

 JR紀勢線や海上交通が一時運休。国道や県道の30カ所以上で雨量が規制値を超えたため通行止めとなったが、19日夕方までにほとんどが解除された。

 (森耕一)

◆「1人暮らしで怖かった」尾鷲・三木里で浸水

大雨の影響で民家が浸水し、泥水を掃き出す女性=尾鷲市三木里町で

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 大雨から一夜明けた19日、民家に床上、床下浸水の被害が出た尾鷲市三木里町では、住民らが後片付けに追われた。

 市防災危機管理課によると、町内では用水路の水があふれるなどし、床上3棟、床下2棟の浸水被害が出た。

 2階建て住宅に一人暮らしの60代女性は18日午後9時ごろ、1階の床上に約8センチの高さまで浸水してきたため、2階に逃げて夜を明かした。19日午前8時ごろから、近所の住民らと畳や家財道具を外に運び出した。「これまで大雨が降っても浸水することはなかった。一人暮らしだから怖かった」と振り返った。

 近くの女性(94)宅にも、玄関や居間に泥水が流れ込んだ。女性は「居間の畳を上げたら、下に水が来ていて、がっくりした。朝食も食べずに午前6時から片付けをしている」と疲れた様子で話した。

 町内では、冠水した畑の様子を見に来る人や、水とともに流れてきた木の枝などをほうきで掃く人の姿も見られた。

 (木村汐里)

 

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